2021年3月19日に「四季報 2021年2集 春号」が発売されました。
では、証券口座にログインして、気になる銘柄の四季報更新状況をチェックします。
【チェック銘柄】
- 日本マクドナルドホールディングス(2702)
- キユーピー(2809)
- 日清食品ホールディングス(2897)
- 鳥貴族(3193)
- トリドールホールディングス(3397)
- アイキューブドシステムズ(4495)
- リクルートホールディングス(6098)
- オリックス(8591)
日本マクドナルドホールディングス(2702)の四季報チェック
≪東洋経済 会社四季報情報≫
【好調持続】店舗純増10強(前期純増14)。持ち帰りのまとめ買いで急伸した前期の反動で客単価微減だが、客数増で既存店成長続く。店舗改装効果や仕入れコスト減もあり、償却費や広告費増でも連続営業増益。
【交代】事業会社社長の日色保氏が3月に新社長就任、人材育成に強み。成長持続目指す。ドライブスルー待機時間減を図り、レーンや受け取り場所増設する改装推進。
新型コロナの荒波を乗り越え、事業は安定しています。イートインとテイクアウトのどちらもいけるのは強みです。
さらなる成長へ向けて、新しい社長の手腕に期待します。
株主優待券が魅力的なので、100株以上は持ちつづけます。
キユーピー(2809)の四季報チェック
≪東洋経済 会社四季報情報≫
【増配】キユーソー流通の持分移行による営業益目減り響く。市販用は内食需要続きカット野菜など伸長も、食用油高騰で採算悪化。が、業務用が尻上がり回復。海外は中国で調味料好調。減損減り純益は上向く。
【新中計】国内は商品による事業担当制から市販用、業務用、海外の市場担当制に組織再編。成長ドライバーの海外は中国・広州市で1月工場操業開始、華南地域に攻勢。
株主優待品がバラエティに富んでいて楽しいので、100株だけ保有で考えていましたが、今回の四季報の業績予想では売上・利益ともに低迷する見込みなので、やっぱり投資するのはやめておこうかなー、と考えています。
完全に成熟企業になってしまったキユーピーに将来性を感じません。
日清食品ホールディングス(2897)の四季報チェック
≪東洋経済 会社四季報情報≫
【横ばい】国内は巣ごもり消費で袋麺、チルド麺が大幅増。米州も内食需要で即席麺増販。時価総額1兆円記念配。22年3月期は前期子会社化の湖池屋の通期寄与で売上膨らむ。袋麺の特需一服も『カップラーメン』伸長、チルド麺底上げ。営業益横ばい圏。
【吸収】好採算『カップヌードル』は50周年で販促強化、袋麺などの特需反動補う。通貨安、原料高のブラジルは2月価格改定。
業績が順調です。
カップヌードル、チルド麺、シリアル、どれも美味しいです。
でも、投資はやめることにしました。
理由は日清食品グループの企業サイトに気配りがないからです。
サイト(https://www.nissin.com/jp/)にアクセスするとトップページが画面いっぱいの動画が表示されますが、僕のパソコンのスペックが低いのか、完全に表示するのに30秒くらいかかります。奇抜なCMやWEBサイトでユーザーを楽しませてくれるのは良いのですが、低いスペックのパソコンでもストレスなく閲覧できる気配りがないのは残念です。細かいところですが、こういう企業に投資するのはやめておきます。
鳥貴族(3193)の四季報チェック
≪東洋経済 会社四季報情報≫
【一転赤字】店舗純減10程度(前期30減)。既存店は期央の時短営業で暗転。店舗ごとのロス減等徹底も及ばず。一転営業赤字。営業外に受取清算金。休業特損減。雇調金特益。22年7月期は下期にかけ復調し黒字化。
【中計見直し】20年7月期開始の中計はコロナ禍で見直し、24年7月期売上370億円、営業利益率5・9%目標。持ち帰り対応の新業態『トリキバーガー』軌道化がカギ。
2019年、2020年、2021年と、3期連続の赤字が確実となった鳥貴族です。
こうなったら新事業のトリキバーガーに期待するしかないですね。
鳥貴族ホームページに公開している2021年7月期第2四半期決算説明会の資料では、次の業態概要説明がありました。
- 鳥貴族と同様に、使用する食材はすべて国産とするチキンバーガー専門店
- 朝食からディナーまでの営業とし、イートインのみならずテイクアウト、ドライブスルー、デリバリーを想定
- 鳥貴族のDNAを受け継ぎ、低価格・高価値の商品構成を予定
- 現在、2021年8月の1号店オープンを予定しており、現時点の候補地は東京23区
- 開発中であるため店舗詳細は随時お知らせしてまいります
ぜひ僕が住む大阪にもトリキバーガーを出店してほしいです。
トリドールホールディングス(3397)の四季報チェック
≪東洋経済 会社四季報情報≫
【浮上】柱の丸亀製麺は客数激減で失速。不採算店の減損増え、前号比営業赤字幅拡大。22年3月期は不採算店撤退が一巡し国内、海外ともに店舗数純増計画(前期各30減、25増)。丸亀製麺は既存店の客数回復、客単価横ばい。人件費増こなし営業黒字化。
【DX】BPOセンター新設計画、システム活用し間接業務集約と自動化目指す。海外で原材料管理システム導入、原価抑制。
外食産業はどこも厳しいですね。トリドールもその1つです。
株主優待券は魅力的ですが、業績回復に不安が残るので、投資するかどうか迷っています。
アイキューブドシステムズ(4495)の四季報チェック
≪東洋経済 会社四季報情報≫
【安定成長】主力のMDMはテレワーク普及で新規顧客が大幅増、導入社数純増900超(前期末2429)。ソフト償却費、人件費増だが、営業効率化も寄与。22年6月期は既存客内のユーザー増が貢献。営業益好伸。
【共栄】中小企業でもテレワーク移行進み導入伸びる。顧客企業の成長に伴うユーザー数増へ信頼築く。YouTube上で操作方法などFAQを解説して顧客支援。
「今後、仕事をする人は1人1台仕事用のスマホを持つようになる」という流れの中で、成長性が続くと見ているので、引き続き投資します。
只今100株保有していて含み損-37%です。ナンピン買いしようかなー。
予想PER(株価収益率)が71倍はちょっと高すぎます。
リクルートホールディングス(6098)の四季報チェック
≪東洋経済 会社四季報情報≫
【復調】国内販促メディア落ち込むが米インディードが想定以上に伸び減益幅縮小。22年3月期はインディードが順調増。販促メディアも飲食、旅行など底打つ。人材派遣底堅い。新分野寄与し営業益復調。
【社長交代】米インディード買収手がけた出木場副社長に4月、9年ぶり社長交代。テック企業経営の経験生かし成長担う。国内はレジ、予約管理など店舗業務支援育成。
コロナ禍でも売上・利益が微減でとどまっていて底堅いです。
短期的には投資したい銘柄ですが、長期的にはどうなのだろうか、と迷っています。
リクルートの強みは「時代のニーズに合うサービスを次々に生み出す力」と「優秀な人材が集まる社風」にあります。
一方「常に新しいサービスを生み出し続けないと企業存続できない」、つまり「時代がどんな風に変わっても、人々に求め続けられる普遍的なサービスを持っているわけではない」というのが弱みです。
そこをどう判断するかですねー。
オリックス(8591)の四季報チェック
≪東洋経済 会社四季報情報≫
【回復】レンタカーは最悪期脱したが緊急事態宣言でホテル・旅館苦戦、営業益続落。持分の関西エアポート低調。22年3月期はコロナ影響一部残る。ただ再生可能エネルギーや金融が好調で利益回復。増配も。
【最大級】インド再エネ会社出資に続きスペイン風力・太陽光発電会社買収、国内最大級の再エネプレーヤーに。未上場会社投資も積極化、計4000億円の投資実行済み。
新型コロナの影響を受けたにも関わらず、事業が安定しています。
リース・金融・不動産は、新型コロナがそこまで影響しなかったようですね。
1つの事業にこだわらず、複数の事業セグメントをもつのがオリックスの強みです。
配当が4%以上だし、株主優待も魅力的だし、100株持っておきたいです。