日本時間の2021年1月20日、アメリカの第46代大統領にジョー・バイデン(Joe Biden)氏が就任しました。
バイデン新大統領は78歳、歴代大統領では最高齢となります。
就任演説の内容
就任演説で言った内容や、就任初日に大統領令に署名した内容をまとめました。
- 民主主義が勝利した。分断は深く現実のものだが、国民の結束に全霊をささげる
- 「同盟を修復し、再び世界に関与する」と述べ、国際協調を重視する姿勢を示した
- 「今は試練の時にある。民主主義と真実への攻撃、猛威をふるうウイルス、格差の拡大、人種差別、気候変動に直面している。すべてに同時に向き合い、かつてないほど大きな責任を果たさなければならない」と指摘した上で「恐怖ではなく希望、分断ではなく結束、暗闇ではなく光の物語をともに紡ごう」と呼びかけた。
- 大統領令に署名:気候変動対策のパリ協定へ復帰する
- 大統領令に署名:WHOからの脱退の取り消し
- 大統領令に署名:イスラム教徒の多い国からの入国制限を撤廃
- 大統領令に署名:メキシコとの国境での壁建設を中止
- 大統領令に署名:パンデミック対策のため、全国の連邦政府施設においてマスク着用と社会的距離の維持を義務化
トランプ前大統領とは真逆の政策が多いです。
今後のバイデン大統領に注目
就任演説をニュースなどで観ましたが、落ち着きのある話し方で、紳士的だと感じました。
派手でキャッチーな言葉はありませんでした。
例えばトランプ大統領だと「Make America Great Again!」(アメリカを再び偉大にしよう!)、オバマ大統領だと「Yes we can!」(我々はできる!)が有名ですが、バイデン大統領はとくに目立ったキャッチフレーズはありませんでした。あえて挙げるとすれば「Unity」(団結)という言葉です。
貧富の差が拡大し国家分断の危機にあるアメリカを、うまく団結の方向に導いてほしいです。
これまでのトランプ政権は予測不能のジェットコースターみたいな政治でしたが、バイデン大統領にはセオリーどおり着実に政治を行っていただき、世界をリードしていってほしいです。
株価はどうなんでしょうね。投資関係は増税すると聞いているので、株価低迷するかもしれないですね。注目です。