(西村博之 著、興陽館)
2ちゃんねるやニコニコ動画の運営者だったひろゆき(西村博之)さんが、お金について話している本です。
「そもそもお金って何なの?」と、お金の本質について考えたいとき、新しい視点を与えてくれます。
本の目次
【目次】
はじめに なぜあなたはもっとお金が欲しいのか?
第1章 お金の不安が解消されるには
第2章 僕たちはお金とどうつきあえばいいのか
第3章 バカなお金の使い方、頭のいいお金の使い方
第4章 これからのお金はこう稼ごう
あとがき やっぱりお金の不安を解消するには・・・
読書メモ
本を読んで印象に残った内容をメモしておきます。
はじめに なぜあなたはもっとお金が欲しいのか?
- お金が欲しい理由は、お金がなくなったら怖いから。
- お金じゃなくて「安心」が欲しいんです。
- お金がなくても不安を感じない状態にすればいい。
第1章 お金の不安が解消されるには
- 日本では、お金を持っている人と持っていない人の格差が広がっている。
- 行き詰まった社会システムは、いちどガラガラポンが起きたほうが良い。
- ガラガラポンの方法として、ベーシックインカム(最低限所得保障)が有効。
- ベーシックインカムによってブラック企業が減り、雇用流動性が上がり、日本全体の生産性も上がる。
- 人を応援するってすごく幸福なこと。お金を自分で使うより、他人にあげたほうが幸せを感じる。
第2章 僕たちはお金とどうつきあえばいいのか
- お金持ちになって分かったことは「お金を持っていても大して人生変わらない」ということ。お金で買えるものでは、たいして人生変えられない。
- 資産を作るには、お金を使わないでためることが一番大切。
- 自分が楽しいと思える仕事をやるだけやってみて、それでもしダメだったら生活保護を取ればいい。
第3章 バカなお金の使い方、頭のいいお金の使い方
- バカを騙して儲かる仕事って、世の中を良くしているとは思えない。
- バカな人はこんな人だ。消費者金融でお金を借りる人。ソーシャルゲームのガチャで課金する人。宝くじを買う人。ギャンブルをする人。
- お金は貯めておいたほうがいい。失業したり、子どもが生まれたり、本当にお金が必要なときにお金がないと悲惨。
- 年金をもらえるか分からないのになぜ払っているのか?それは、何か大きな怪我をした場合、払っていなければ障害年金がもらえなくなるから。
- 生命保険には入っていない。なぜなら生命保険会社を信用していないから。
- バカな人たちは、休日にお金を使いたがる。
- お金を使わないでも楽しめる趣味が1つでもある人と、1つもない人とでは、ぜんぜん違ってくる。
- 何をもって自分は幸せを感じるのか?自分を嫌いにならないで生きるには何が必要なのか?そこがわかっているかどうかが、その人が幸せになれるかどうかのポイントだ。
- お金を使わないで楽しく暮らせる能力はすごく重要だ。お金がなくても楽しめる人は無敵!
第4章 これからのお金はこう稼ごう
- 経済政策として本当に必要なのは、一人一人の能力を上げましょう、ということに尽きる。そのために必要なのは教育だ。教育とは、ふつうの人とは違った能力を身につけること。
- 単純作業は手を抜こう。単純作業とは、その人が一生懸命がんばったとしても、その人の価値が上がっていかない仕事のこと。
- 自分の価値が上がっていくような仕事を身につけたほうがいい。
- 情報産業、つまりアプリを作ったり何かウェブサービスを作る人たちがより増えていく、そうやって利益率が高い仕事にシフトしていかない限り、日本全体を維持できなくなる。
- 日本のITも、これからは世界中の人が使いたくなるような突出したサービスを作っていかないと厳しくなってくる。
あとがき やっぱりお金の不安を解消するには・・・
- 『お金の話』というタイトルの本で言うのもなんですが、「お金が必要ない生き方」をうまく手に入れないと安心感は得られないので、必要なのはお金じゃなくて考え方だったりします。
本を読んだ感想
僕はひろゆきさんと同世代ということもあり、考え方にかなり共感できました。
ひろゆきさんの言うように「お金を必要としない生き方」を手に入れることが幸せになる近道なのかもしれません。
でもやっぱりお金は欲しい!