株式投資の話ではないですが、株にも通じるものがあるので、記録しておきます。
先日オンラインカジノのルーレットで2万4千円負けました!
じつは1万円負けた時点で、オンラインカジノからは足を洗ったつもりだったのですが、ついついチャレンジしたくなり、また始めてしまいました。
その結果、損失が2万4千円にふくらんでしまいました。収支の一覧です。
損失が中途半端な金額なのは、オンラインカジノは海外のサイトなので、入金するときは米ドルでの入金となり、日本円に換算すると半端な金額になるのでした。
9月14日(土)、15日(日)、16日(月・敬老の日)の3連休の初日に5,100円入金して、あっさり負けてしまいました。
入金したお金が全部吸い取られる感覚は、なんとも言えない思いになります。まず目の前が真っ暗になって「絶望」が訪れ、そのあと「現実から目をそむけたい」という気分がやってきて、最後に自暴自棄になってしまいます。
ギャンブルで失敗した人はこんな気分になるんですね。
僕の場合、生活のための資金に手を出さず、あくまで余剰資金の範囲で遊んでいるので、まだダメージは少ないほうなのかもしれません。
オンラインカジノの必勝法サイトで勉強し、敗因を整理した
それにしても、入金するお金が無くなってしまうのは、メチャクチャ悔しいです。
「ギャンブルなんて負けて当然。そんなもんだろ。」とあきらめたい気持ちもありました。
でもやっぱり勝ちたい! 負けた分を取り戻してリベンジしたい! という気持ちがフツフツと湧いてきて、真剣にカジノと向き合ってみることにしました。
もともとカジノのルーレットでは自分なりの必勝法を編み出して、それなりに自信は持っていたんです。
その方法とは「ルーレットの赤黒の赤のみに賭けつづけ、勝ったら賭け金を減らし、負けたらマーチンゲール法(負けたら賭け金を倍にしていく)で負けを帳消しにする」という手法でした。10回のうち9回はこの方法で勝つことができましたが、たった1回、逆の色が7連続、8連続、9連続してしまうと、とたんに資金が吹っ飛んでしまいました。マーチンゲール法をあやつりきれなかったときのリスクはかなり大きいものでした。
ルーレットに向き合う自分の姿勢が、何かまちがっていたのだと思い、オンラインカジノの勝ち方を指南してくれるサイトを片っ端から見て回りました。
検索キーワードは「オンラインカジノ 勝てない」で検索しました。
その結果、次のことが分かりました。
- カジノに必勝法は存在しない
- 胴元(ディーラー)が少しだけ有利な仕組みになっているので、それを上回らない限り勝つことはできない
- ルーレットは、他のカジノゲーム(ブラックジャック、バカラ)に比べ、還元率が若干低い
- ルーレットでアウトサイドベット(赤黒、偶数/奇数、大小)で勝負するくらいなら、バカラをやったほうが還元率がよい
- 利益確定の金額と、損切りの金額を決めていないと、ズルズル負け続けてしまう
- 自分なりの賭けルールを持たずに、なんとなくカンだけで勝負しても勝てない
- 負けが続いてアツくなったらさらに負ける
- カジノはずっと賭けを続けても、還元率の分だけ損する仕組みなので、どこかで勝ち逃げする意識を持っておくことが必要
こうやって見てみると、株式投資のコツにも通じるものが多いことに気づきました。
とくに「自分なりのルールを決めておく」「感情的になったら負け」は、株式投資で勝つために必須の考え方です。
というわけで、真剣にカジノで勝つことを思い立った僕は、いままで培った株式投資の経験を生かしてみることにしました。
株式投資の考え方をもとに、オンラインカジノで負けない方法を考えた
僕が株式投資の考え方をカジノに取り入れるにあたって、株をやるとき常に頭においている言葉を思い浮かべました。
「とても低いハードルを見つけ出して、それを飛び越す」
という言葉です。詳しくは過去記事を参照して下さい。
過去記事「投資の極意は『とても低いハードルを見つけ出して、それを飛び越す』にあり」
つまり確実に利益を上げられる方法を見つけ、それを地道に繰り返していくことです。
そういう観点で、自分なりに頭をひねって考え、1フィートのハードルを見つけました。
ルール1:ルーレットの赤黒のみで勝負する
まずカジノゲームのどれを選ぶか?です。
還元率のよいバカラやブラックジャックに挑戦することも考えましたが、ルーレットがいちばん好きなので、このままルーレットで勝負することにしました。
なぜ好きかというと、白い球が円盤を回って、徐々に速度を落としていき、最後にポッドに落ちるあの瞬間が好きだからです。円盤のデザインやディーラーの所作が美しいと思うのも理由のひとつです。だからやっぱりルーレットで勝負します。
さらにBETする場所は、これまでどおりシンプルに赤か黒のどちらかのみに賭けることにします。当たったら2倍です。他の場所には一切賭けません。
またルーレットには「0」「00」があるアメリカンルーレットと、「0」のみのヨーロピアンルーレットがありますが、赤黒が出る確率が高いヨーロピアンルーレットのみで勝負します。
ルール2:50回1セットとし、10回1ユニットを5回繰り返すゲームと考える
まず前提として、ルーレットの赤黒にまつわる数字を並べておきます。
- 出目個数は、赤18個、黒18個、「0」1個。合計37個。
- 出現確率は、赤48.65%、黒48.65%、「0」2.70%。
ゲーム回数を50回に区切って考えることにします。
- 50回分のゲームを1セットとし、それを1つのゲームと考える
- 50回のうち10回を1ユニットと考え、それを5回繰り返すゲームと考える
つまりルーレットのゲームを、1ユニット(10回)×5回=50回やって初めて1個のゲームとして成立すると考えます。
50回目が終わったとき、自分の手元の資金がプラスになっていたら勝ちとします。
ルール3:大数の法則に従い、平均値に収束する前提でBETする
次に賭け方です。
よりどころとする考え方は「大数(たいすう)の法則」とします。大数の法則とは「無限に試行回数を増やしていけば、結果は平均値に収束する」というものです。サイコロを振って偶数が出る確率は6分の3、つまり2分の1の確率ですが、数回サイコロを振っただけでは2分の1ではなく片寄りが出てきます。でも100回、1000回、1万回、10万回と繰り返していけば限りなく2分の1に近い確率に落ち着く、という法則です。
- 「0」が出たばかりのテーブルを選ぶ(テーブルの選択可能な場合。「0」が出る確率が少ないから)
- 最初の1ユニット(10回分)で賭ける色を決める。赤でも黒でもよい。
- 10回分は決めた色を賭けつづける。
- 1ユニット(10回分)が終わった時点で、当たった数を数え、5以下の場合次のユニットも同じ色に賭けつづける、6以上だったら次のユニットは逆の色を賭けつづける。
- 【特例】例えば赤に賭けているのに黒が6回続いてしまったら、次は赤に通常の2倍の金額を賭ける、万が一負けた場合はマーチンゲール法で賭け金を増やていく。
- 【特例】4回連続して勝った場合、BETを1回休む。
- 【特例】1ユニット(10回)のうち7回勝った時点で、残りの回数は全てBETせずに休む。
シミュレーション結果
これら賭け方をマイルールとして、「カジ旅」サイトで空回し(お金をかけずスピンして実験できる) できるゲームで試した結果が次の一覧です。(計7回試行)
1回目試行
2回目試行
3回目試行
4回目試行
5回目試行
6回目試行
7回目試行
いちおうマイナスで終えた回は1回もないので、それなりに有効な手法なんじゃないかと思います。
ルールにはまだまだ改善の余地がありますが、お小遣いに余裕ができたら、再びオンラインカジノサイトに入金して、自分の手法が使えるかどうか試します。