2019年6月18日に「会社四季報 2019年3集 夏号」が発売されましたね。
では、さっそく証券口座にログインして、気になる銘柄の四季報更新状況をチェックしていきましょう。
【チェック銘柄】
- 丸井グループ(8252)※株式保有中
- オリックス(8591)※株式保有中
- セブンアンドアイホールディングス(3382)※株式保有中
- 日本取引所グループ(8697)※株式保有中
丸井グループ(8252)の四季報チェック
≪東洋経済 会社四季報情報≫
【大幅増配】柱のカードはゴールドカード利用促進策テコにショッピング取扱高漸増。賃貸型への転換進む小売りも賃料収入膨らむ。特に飲食・サービス関連店舗が貢献。研究開発費が増加するも営業益2桁増。
【配当性向】従来の40%から段階的に上げ24年3月期55%目指す。20年3月末まで390万株、70億円上限に自己株買い。小売り定借化は20年度までに5000坪増やす。
営業利益増に増配という、株主にとって嬉しい内容です。
マルイのクレジットカードビジネスは、他の会社も真似できそうなのに、なぜ真似されないのでしょうか?分かりません。たとえば「カードで一定の金額を支払ったらゴールドカードに無償で招待して年会費も無料にする」「家族がゴールドカードを持ってたら、無料でゴールドカードが作れる(ファミリーゴールドカード)」といったサービスは、他社も真似できそうですけどね。やっぱり負担が大きいんでしょうか。
オリックス(8591)の四季報チェック
≪東洋経済 会社四季報情報≫
【反発】完全子会社化した大京との一体経営で積極投資する不動産が牽引。欧州、米国での資産運用事業も拡大。営業益反発。大きな事業売却益見込まず税効果消えるが連続最高益。配当性向30%メドで増配濃厚。
【見直し】3月のゴルフ場に続き高齢者住宅事業売却、資産入れ替え推進。中小企業向け事業承継支援に注力、関連2企業に出資。主要子会社含め有休取得率8割達成。
連続最高益に増配と、良い内容ですが、株価は徐々に下がっています。
800株の含み損を抱える身としては、早く上昇気流に乗ってほしい!
長期的にみると、オリックスのビジネスモデルである「儲かる事業を取っ替え引っ換えして稼ぐ」ようなやり方は、安定した収益が見込めるか、ちょっと不安ではあります。
セブンアンドアイホールディングス(3382)の四季報チェック
≪東洋経済 会社四季報情報≫
【小幅増益】国内コンビニは純増150(前期616)。既存店は値上げ、拡大する冷食の新レイアウト化による購入点数増が奏功。海外堅調。GMS、百貨店改善。セブンペイ開始など費用増吸収し小幅増益。
【セブンペイ】7月開始のバーコード決済は、1100万人のアプリ顧客基盤活用。年内のセルフレジ全店導入やAI発注対象店舗拡大など、加盟店の負担軽減狙う。
つねに新しいサービスの導入に積極的なセブンアンドアイホールディングスです。スマホ決済の「セブンペイ」サービスは、小銭をジャラジャラ出す必要がないし、チャージの必要もないし、便利かもしれないですね。
でも近くにローソンやファミマがあるのに、スマホ決済のためにわざわざセブンイレブンをさがすのは面倒くさいです。全てのコンビニで使えるサービスじゃないと、いずれ無くなっていくでしょう。
日本取引所グループ(8697)の四季報チェック
≪東洋経済 会社四季報情報≫
【減配】現物株は1日平均売買代金3・3兆円と前期並み。が、先物・オプション堅調。コロケーション利用料伸びる。ただ研究開発費増、後半中心にシステム費も増勢。営業益続落。配当性向6割メド。減配。
【システム】19年11月完了メド、現物株・現物立会外・指数算出の各取引システムをリプレース。今期から新中計始動、最終年度の21年度までシステム費は高水準続く。
諸々のシステム改変に費用がかかって、利益が少なくなっている日本取引所グループですが、心配いらないです。
なんといっても日本経済を支えているオンリーワン企業なので、危なくなれば政府も支援してくれる!?と思います。