投資を考える コラム

投資用語&投資指標の復習「PER」

投稿日:2019年6月12日 更新日:

投資に関する用語や指標って、けっこうたくさんありますよね。

投資家なら誰もが知っているものから、複雑に数式が絡み合った意味不明なものまで、いろいろあります。

いちおうメジャーな用語・指標の意味は理解しているつもりなんですが、時間がたつにつれてどんどんその意味の本質を忘れていくというか、「なんとなくこんな意味じゃねぇか?」くらいのおぼろげなイメージしか頭に残っていないことが多いです。

しかしながら、初心忘るべからず!

初心にかえって、ちゃんと復習しましょう。

今回はメジャーな指標のPERについて復習します!

「PER」とは

PER(ピー・イー・アール)とは、Price Earnings Ratioの略です。

現在の株価が、企業の利益水準に対して割高か割安かを判断する目安として利用されることが多いです。

【数式】PER=株価÷1株益

PERを日本語にすると株価収益率になります。

単位は「倍」で表します。

株価が1株当たり純利益(EPS:Earnings Per Share)の何倍まで買われているかという指標になります。

僕がおすすめしている投資本の「めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが作った『株』入門」には、PERを次のように分かりやすく解説しています。

PERをマスターしよう!

どっちがおトク?

A:年100円稼ぐ会社が、株価1000円 ⇒PERは10倍
B:年100円稼ぐ会社が、株価1500円 ⇒PERは15倍

(そりゃAでしょ)

じゃあ、これは?

A:年100円稼ぐ会社が、株価1000円
B:年150円稼ぐ会社が、株価2000円

そこでPERを計算してみよう!

PER=株価÷1株益 PERが低いほうがおトク度が高い

A:1000円÷100円=10倍 ⇒つまりAのほうがおトク!
B:2000円÷150円=13.3倍

「PER」の使い道

このPERという投資指標、どういったときに使えるのか?

ひとつ言えるのは、「業種が異なる企業同士を、同じPERの土俵に乗せて比べてはいけない」ということです。

「石油石炭製品企業」の平均PERは10倍程度ですが、「情報・通信業」は30倍が平均です。一緒に考えてはダメだということです。

個別銘柄で、PERの推移をたどるほうが使えます。

「銘柄AのPERは数年前15倍だったが、現在10倍になっている」といった場合、株価が下がったか、または企業の1株益が上がったか(つまり儲かるようになったか)のどちらかが原因として考えられます。

「PER=株価÷1株益」なので・・・

株価が下がる場合:
  • 株価1000円÷1株益100円=PER10倍
  • 株価500円÷1株益100円=PER5倍 ⇒こっちが割安
1株益が上がる場合:
  • 株価1000円÷1株益100円=PER10倍
  • 株価1000円÷1株益200円=PER5倍 ⇒こっちが割安

となります。

また、PERがマイナスだったり(赤字企業)、逆にPERが50倍以上だったり(株価が実力以上に上がりすぎ、またはメチャクチャ稼ぎまくっている)といった企業は、ハイリスク・ハイリターンなので、僕は投資対象からは除外するようにしています。

まとめ

  • PERは、いくつかの銘柄を比較するためではなく、個別銘柄が過去と比較して割安かどうかを見極める指標として利用できます。
  • PERは「まともな会社かどうか、ひと目で分かる指標」として使えます。

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