(知的創造研究会<編>、日経ビジネス人文庫)
本屋をブラブラ歩いているとき、ふと見つけた本です。
「ひらめきスイッチ」というタイトルに惹かれて買いました。
何かアイデアを生み出すときの方法や心構えを225個紹介しています。
1つの話は2ページか3ページと短いので、サクッと読みやすいです。
出典は
- 自己啓発本
- アイデアを生み出すための手法の本
- 起業家や発明家など著名人の名言集
- 企業ホームページ
などからとってきています。
新しい投資手法を考えるときや、仕事でなにか問題にぶつかったときに、この本は役に立ちます。
読書メモ
僕がこの本を読んで気になったフレーズのメモです。
- たし算ひき算
- 隠したほうがよいもの
- あえて見せる
- 一点集中アピール
- 普遍性
- 期間や数の限定
- いかに人の手間を減らすか
- 危険を回避し安心を提供する
- 成熟社会に疑いの目を向けてみる
- 真似をしながら改善
- 自分がほしいものか
- 背後にある物語を伝え、共感を得る
- ターゲットがもっとも反応するツボ
- 誰か1人のために考える
- 人間の三大欲求(食欲・睡眠欲・性欲)
- 自然の法則をさかさまにする
- 人・動物・モノに置き換える
- 形や音を繰り返す
- 暗黙のルールを疑ってみる
- 自分の動機に目を向ける
- 失敗の教訓を生かす
- 人に批判されるくらいがちょうどいい
- ほかのものとどこが違うのかはっきりさせる
- 考えるべきことを細かく分け、簡単なものから手をつけていく
- 小さなゴールをいくつも設定する
- 発想の方向を決めてしまう
- どこか1点だけでもいいからとことんこだわってみる
- まずタイトルから考える
- 小学生でも理解できるか
- 役に立たないことを考えてみる
- 不可能を可能にするアイデアは人を魅了する
- 佐藤可士和「デザインとは、僕が絞り出すんじゃなくて。相手の中にもともと答えがあって、それを見つけることにあります。」
- ジェームス・W・ヤング「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」
- 本屋で本のタイトルを見て回ってみる
- アルベルト・アインシュタイン「空想は知識より重要だ」
- 夢を記録する
- 「まるで〇〇のようだ」とたとえてみる
- 「こうしたい」をはっきりさせる
- 「どうすれば不満を改善できるか?」を考える
- 「名作」を分析してみる
- 3つの役を演じてみる(空想家・現実主義者・批評家)
- 理想からの逆算で考える
- ちょっとだけ先の未来を予測する
- 宮崎駿「企画は半径3メートル以内にいっぱい転がっている」
- 思い出にふける
- グーグルアースで旅に出る
- 公園で遊んでいる子どもを眺める
- ファミレスで隣の席の話に聞き耳をたてる
- いつもと違う駅で降りてみる
- デジカメをたずさえ街を歩く
- 偶然の産物を見逃さない
- グーグルで予測変換をしてみる
- 締め切りをつくる
- 散歩を30分以上する
- 作り笑顔を浮かべる
- 深呼吸をする
最も感銘をうけた言葉
僕がこの本を読んで最も感銘をうけた言葉は、
スタジオジブリ宮崎駿監督の
「企画は半径3メートル以内にいっぱい転がっている。」
という言葉です。
この言葉の意味を、宮崎駿監督はこう説明しています。
「ジブリで起きていることは東京でも起きている。東京で起きていることは日本中で起きている。日本中で起きていることはたぶん、世界でも起きているだろう。」
何気ない日常生活のなかに、じつはアイデアはたくさん転がっていて、それは世界中の誰もが共感できることで、でもそれに気づく人は少ない、ということでしょうか。
特別なことをしなくても心がけ次第でアイデアは生まれてくるんだ、ということを宮崎駿監督に教えていただきました。