2019アジアカップUAE大会、日本代表は苦しみながらもなんとかグループリーグを突破し、決勝トーナメントの準決勝まで進むことができました。
ここまでの戦績です。
グループステージ
- 1/09 日本vsトルクメニスタン 3-2で勝利!
- 1/13 日本vsオマーン 1-0で勝利!
- 1/17 日本vsウズベキスタン 2-1で勝利!
決勝トーナメント
- 1/21 日本vsサウジアラビア 1-0で勝利!(ベスト16)
- 1/24 日本vsベトナム 1-0で勝利!(準々決勝)
すべて1点差での勝利でした。過密日程のなか、控え組もうまく起用しながらしぶとく勝ち進むあたり、さすが森保監督の采配が光ります。
そして、1月28日(月)日本時間23:00から準決勝「日本vsイラン」が行われました。
アジアの5本の指に入る国同士の対戦ということで、事実上の決勝戦といってもよい戦いでした。
FIFAランクは、イランがアジア最高位の29位、日本は50位と、ランクだけでみたら挑戦者の日本代表でした。
日本vsイラン 先発メンバー
- GK:権田修一
- DF:吉田麻也、冨安健洋、長友佑都、酒井宏樹(室屋成)
- MF:遠藤航(塩谷司)、柴崎岳、原口元気、南野拓実、堂安律(伊東純也)
- FW:大迫勇也
※カッコ内は交代選手
日本vsイラン 試合展開と結果
(スポーツナビのサイトより引用)
- 前半13分:敵陣中央まで引いた大迫が機を見てスルーパスをペナルティエリア左脇に通すと、絶妙なタイミングで相手の背後を突いた長友が大外を駆け上がり、ゴール前にグラウンダーのクロスを供給。南野がニアサイドに滑り込むも、DFの体を張った守備に阻まれる
- 前半19分:日本 遠藤がペナルティエリア右にループパスを出す。柴崎が頭でフリックし、オーバーラップした酒井がダイレクトで折り返すと、ボールは右サイドから中へ走り込んでいた堂安の足下へ。堂安は得意の左足を振り抜くが、ボールが足下に入りすぎていたため、ジャストミートせず、力のないシュートは枠の右へ外れる
- 前半22分:イラン 権田から遠藤への安直なパスを見逃さなかったデヤガが足を出して引っ掛け、これをきっかけにカウンターを開始。アズムンがハジサフィとのワンツーでペナルティエリア左に入り込むと、強引なドリブルで柴崎をかわし、ゴールエリア左角付近から右足でシュート。だが、権田が左足一本でピンチを救う
- 後半11分:日本 GOOOOOAL!! 大迫が最終ラインの裏にはたくと、南野が抜け出す。南野はカナーニのチャージを受けて倒れるが、ファウルの判定を取られたと勘違いして主審に詰め寄ったイラン守備陣をよそに南野はボールを拾い直し、左サイドの敵陣深くからクロスを供給。フリーになっていた大迫が頭で合わせ、先制に成功する
- 後半18分:日本 相手の最終ラインの連係ミスを突き、ペナルティエリア左にボールがこぼれると、大迫が意外性のある落としでフリーの南野に渡す。南野は左足でゴール前にグラウンダーで折り返すと、滑り込んでブロックに入ったプーラリガンジの左手に当たり、PKを獲得
- 後半22分:日本 GOOOOOAL!! PKキッカーの大迫はイランの選手の挑発にも全く動じず。GKの動きをよく見極めて逆を突き、ゴール右下に沈める。
- 後半47分:日本 GOOOOOAL!! 相手の中盤でのパスミスを原口が奪い、柴崎と南野を使って前を向く。原口は緩急を付けたドリブルで対応するDFをあっけなく振り切り、ペナルティエリア左に進入してGKとの1対1に。原口は冷静にゴールに沈め、決定的な3点目を奪う
- 後半49分:日本のゴール前で乱闘が勃発。ピッチは騒然としている
結果、3-0で日本はイランに勝ちました!
試合の感想
イランは、強いことは強かったのですが、日本にとって相性の良い戦い方をしてくれたので、そんなに脅威には感じませんでした。
どっちかというと、決勝トーナメント1回戦のサウジアラビア戦のほうが、ボール支配率で圧倒され、日本は成すすべがなくて「やられた感」がありました。
イランは、相手陣内でロングスローを多用したり、ボールを奪ったらすぐに前線のスペースに蹴り込むという「全国高等学校サッカー選手権大会」で見るような戦法でした。
アジアの国相手に効率よく点をとるには良い方法かもしれませんが、世界レベルでは通用しないでしょう。
むしろイランが個人技を生かして、ペナルティエリア付近でドリブルを仕掛けてこられたら、日本は危なかったかもしれません。
MVPは南野でしょう。試合をとおして南野のガッツあふれるプレーが光っていました。
さすがセレッソ大阪出身!
2月1日金曜が決勝戦です。
相手はカタールになりました。
優勝めざして、がんばれニッポン!