先物・オプション取引がどういったものか、独学で学んでいます。
今回は書籍でオプション取引について学びました。
世界一やさしい 日経225 オプション取引の教科書1年生
(岩田 亮 著、ソーテック社)
【目次】
- 0時限目 そもそもオプション取引って何?
- 1時限目 オプション取引に必須の知識を身につけよう
- 2時限目 高い勝率を誇るコール売り戦略
- 3時限目 お小遣いからはじめられるニアプット買い戦略
- 4時限目 株の大暴落でひと財産つくるファープット買い戦略
- 5時限目 成功への道しるべ
では、さっそく読み進めながら、新しく学んだところや気になったところをメモしていきます。
今回は「2時限目」から「5時限目」まで学んでいきます。
2時限目 高い勝率を誇るコール売り戦略
- 新規でコールを売る際には、手持ち資金(証拠金)の3分の1までしか使ってはいけない。
SBI証券の場合、SPANシミュレータで「必要委託証拠金」に表示される金額が、「受入証拠金」の3分の1を超えないように注意する。 - コール売り戦略に利益をもたらすのは、主にタイムディケイ(オプションの時間的価値の減少)。時間的価値だけで値がついているオプションをOTMと呼ぶが、OTMのコールオプションは日経225先物の急騰によって権利行使価格に「イン」しないかぎり、SQに向けてゼロ円に近づいていく。そして最終的には無価値になる。このOTMのコールオプションを、一定のプレミアムで売り建て、値を下げたところで買い戻す・・・これを繰り返して利益を積み上げていくのがコール売り戦略。
- この戦略のキモとなるのが安全性の確保。日経平均株価の急騰でプレミアムが大きく上昇してしまうと、含み損が広がりピンチになる。
- 売るのはコールだけで、プットは売らない。プットはコールよりプレミアムの変動率が高い、つまりリスクが大きいから。
- コール売り戦略
①SQまでの残日数:50~20日(営業日ベース)
②プレミアム:15~20円
③権利行使価格までのマージン:2000円以上
④必要委託証拠金の3倍以上の軍資金があること - エントリールールに沿って売り建てたコールのプレミアムが値下がりをして、10円程度の利幅が取れたら利益確定の返済買い注文を出す。
- なぜゼロ円を待たずに利益確定するかというと、プレミアムがひとケタになったオプションがゼロ円になるには時間がかかるから。
- オプションは株より値動きが大きく、上下に振られる幅が株の何倍にもなる。ロスカットは設定しない。権利行使価格を超えないことに賭けているので、日経225先物が少々上がったところでいちいちロスカットする必要はない。
- リスク回避のノウハウ①「カバードコール」
「日経225先物の買い」と「コールの売り」を組み合わせた合成ポジション。 - リスク回避のノウハウ②「両建て」
コールオプションと同じ銘柄を同じ枚数で買い建てて、損益をいったんロック(固定)して様子をみる。
3時限目 お小遣いからはじめられるニアプット買い戦略
- ニアプット買い戦略は30万円程度の軍資金があれば継続して楽しめる。
- 過去データを使ったシミュレーションのことをバックテストと呼ぶ。
- ニアプット買い戦略
①期先(限月が遠いもの)の40円から60円のプットオプションを買う
②20円値上がりしたら利益確定
③逆に20円値下がりをしたらロスカット
4時限目 株の大暴落でひと財産つくるファープット買い戦略
- ファープット買い戦略
①なるべく安いプットを、なるべく多くの枚数買う
②残日数が少なくとも60日以上残っているプットから選ぶ
③買い建てた値段の50倍、100倍、150倍の売り返済の指値注文を入れておく - 2円で買ったものが10円になったからといってすぐ利益確定をするのではなく、あくまでも歴史的な大暴落に備えて放置する。
5時限目 成功への道しるべ
- 株やFXと、日経225オプションはまったく別の世界だ。
- オプショントレードで成功するためには投資戦略とメンタルが大事。
- オプショントレードに向く人とはメンタルを管理できる人、証拠金管理をできる人。
- オプショントレードは、一匹狼ではダメ。仲間と意見交換し、お互いにアドバイスしあえるような環境をつくるようにしてください。
学んだ感想
残念ながら・・・ほとんど理解できませんでした!
ギリシャ指標(デルタ、ガンマ、ベガ、セータ)がぜんぜん分からないし、どういうトレードをしたら利益が出るのか、イメージがまったく湧きませんでした。
本の最後にも書いてあったように、仲間や先輩に教えてもらわないと、理解するのはむずかしいんですかね、オプション取引は。
日経225先物取引は、株式投資と似たところがあるので理解しやすかったのですが、オプション取引は、かなりとっつきにくい印象でした。