日常生活の何気ない光景のなかで、「あ、いいな」と思う光景を3つ挙げます。
あくまで個人的な感覚なので、共感していただけないかもしれませんが、「うん、いいね」と思っていただけると嬉しいです!
その1:街中で救急車が近づいてきたら、車も人もみんな止まって通りすぎるのを待つ光景
殺伐とした街で生活していて、ホッとする瞬間のひとつです。
街中で救急車のサイレンが聞こえてきて、だんだんこちらに近づいてくると、乗用車は路肩に車を寄せたり、一時停止したりします。
歩行者は、横断歩道をわたるのをやめて、救急車が通り過ぎるのを待ちます。
そういう光景を見ると、胸が熱くなります。
「ああ、都会ではこうやってみんな険しい顔で、それぞれ忙しそうに過ごしているんだけど、いざというときは助け合って生きているんだなあ。」と目頭が熱くなります。
で、救急車が通りすぎたあとは、またいつもの殺伐とした都会の風景に戻ります。
その2:空港で搭乗口付近のベンチにだれも座っていなくて、空席だらけの光景
空港に、朝早い便で出発するときや、夜遅くに到着するときなど、搭乗口付近のベンチに誰ひとり座ってなくて、ガランと空いている光景ありますよね。
あの光景が好きなんです。
自分でもよく理由が分からないんですが、座り心地がよさそうなベンチがたくさん並んでいて、すべての席が空いていると、「どこにでも座ることができるんだ。」という自由な気分というか、心のゆとりを感じることができるのかな、と思います。
新幹線やバスの待合室では、ここまで席が空くことがありませんからね。
僕は空港をブラブラ散歩するのが好きなんですが、この「空きベンチを眺める」のが楽しみの一つになっています。
あんまりニヤニヤしていると警備員さんにロックオンされてしまうので、あくまで真顔で楽しむようにしています。
その3:大型トラックやゴミ収集車の座席に3人乗っていて、全員笑顔のまま右折していく光景
街を歩いて、年に1度くらいの確率で目にする光景です。
ゴミ収集車とか大型トラックは、座席に横並びで3人座れるようになっていますよね。
で、同じ作業着を着たお兄さんが3人並んで座っていて、車内で何かの話で盛り上がっているんでしょう。全員、満面の笑みをうかべながら、車を右折させていきます。
右折の途中、正面の笑顔から横顔の笑顔に移り変わっていくのが見えます。
そんな光景に出会ったとき、なんとも幸せな気分になります。理由は分かりません。
座席に2人じゃなくて3人座っているっていうのが、なんかイイんですよね。