投資を考える コラム

投資の極意は「とても低いハードルを見つけ出して、それを飛び越す」にあり

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「投資の達人になりたいんだ!」という思いで、今までけっこういろんな投資本を買って勉強してきました。

単行本や文庫本で20冊くらい、雑誌でも20冊は買っているかと思います、たぶん。

正確に数えられないのは、読んでみて「これはちがうな。」と思った本は、すぐにBOOKOFFに売ってしまうから、あまり記憶に残っていないのです。

そんなこれまで読んできた投資本のなかで、最も感銘を受けた言葉があります。

それは「世界一シンプルなバフェットの投資」(ジェームズ・パードウ著、アスペクト社)という本のいちばん最後の最後に書いてある、次の一節です。

大事なのは、難しい問題を解決することではなく、回避することだとウォーレン・バフェットは言う。7フィートのハードルを飛び越す超人的な技を磨くのではなく、「1フィートのハードル」を見つけ出して、それを飛び越せばいいのだ。

偉大な投資家ウォーレン・バフェットが話した言葉そのままではなくて、著者ジェームズ・パードウ氏の言い回しなのかもしれませんが、それでも僕はこの言葉にすごく感銘を受けました。

「1フィートのハードルを見つけ出して、それを飛び越せばいいのだ。」

1フィート(1フットとも言う)は、センチメートルでいうと約30cmです。

そんな小さなハードルなら、ジャンプするまでもなく、子供でも余裕でまたぐことができますよね。

でも、投資とはそういうことだ、ということです。

「自分にとってかんたんにできることを見つけ出して、それを続けていけばいいんだ」と。

「7フィート(約2メートル)のハードルを飛び越す必要はないんだ」と。

とにかく投資はむずかしいことをする必要はないんだ、ということをこの言葉は言っているのだと思います。

ウォーレン・バフェットは、コカ・コーラやアメリカンエキスプレスなど、今や世界中の誰でも知っている大企業を、まだ有名でないときから目をつけ、大量に株を買ってきました。

ひたすら「理解しやすく、堅実で、長続きする事業を行っている企業」に投資してきたからこそ、莫大な資産を築くことができたのです。

「株価が上がっても下がっても、将来有望だと思う企業に投資し続けて株を長く保有する」という、投資の基本を忠実に続けてきたバフェットの精神力は、ものすごいものがあります。

「世間で最も当たり前だとされる投資手法を、忠実に実行し、しかもそれを何回でも繰り返す(長くやり続ける)」のが、投資で一番良い結果を生む方法なのだということですね。

頭で分かっていても、現実に実行し続けるのがむずかしいことは、投資経験者なら身に染みて分かると思います。

目先の利益に目移りしたり、別の銘柄に乗り移ったり、ついついやってしまいますからね。

でも、投資にウルトラCはないのです。

当たり前のことを当たり前に実行していく、ただそれだけなのです。



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