2018FIFAワールドカップロシア大会、日本代表の決勝トーナメントです!
7月3日(火)日本時間3:00から、決勝トーナメント「ベルギーvs日本」が行われました。
ベルギーvs日本 先発メンバー
- GK:川島永嗣
- DF:吉田麻也、昌子源、長友佑都、酒井宏樹
- MF:長谷部誠、柴崎岳(山口蛍)、香川真司、乾貴士、原口元気(本田圭佑)
- FW:大迫勇也
※カッコ内は交代選手
ベルギーvs日本 試合展開と結果
- 前半17分:ベルギーのデブルイネがショートコーナーからクロスを上げる。ファーサイドでコンパニが折り返すも、昌子のクリアで逃れる。
- 前半27分:アザールが左足で強烈なシュートを放ち、これをGK川島がパンチングで防ぐ。
- 前半40分:センターサークル付近でボールを失った柴崎が、取り返そうとして相手をファールで止め、イエローカードをもらってしまう。
- 前半44分:長友が低い弾道のクロスを送るが、大迫はゴール前でトラップをミス。流れたボールをGKクルトワがファンブルし、ボールがゴール方向に転がるが、キャッチする。
- 後半3分:自陣からのカウンターで、センターサークル内から柴崎がスルーパスを送る。全速力で駆け上がった原口がペナルティエリア右でGKと1対1に、右足を振り抜いてゴール!日本先制し1-0。
- 後半7分:ペナルティエリア手前で香川が拾ってタメを作ってから乾にパス。受けた乾はペナルティエリア手前の中央から右足を振り抜き、無回転で飛んだ強烈なシュートでゴール!日本追加点で2-0。
- 後半20分:メルテンスOUT→フェライニIN、カラスコOUT→シャドリIN
- 後半24分:クリアボールに反応したベルトンゲンがペナルティエリア左からヘディングシュートを放つ。高く上がったボールを川島が見送ると、そのままゴールの右隅に吸い込まれゴール!ベルギーが1点返し2-1。
- 後半29分:アザールがクロスを上げ、長身のフェライニがヘディングシュートで競り勝ちゴール!ベルギーが追い付いて2-2。
- 後半36分:柴崎OUT→山口IN、原口OUT→本田IN
- 後半47分:大迫が倒され、敵陣中央でFKを獲得。キッカーの本田が直接狙う。無回転シュートが枠の左をとらえたが、GKクルトワに防がれてしまうものの、コーナーキック獲得。
- 後半49分:本田のコーナーキックをGKがクルトワがキャッチ、そのままカウンターに入る。デブライネからムニエがクロスを送り、ルカクがスルーすると、後ろに余っていたシャドリがシュートしてゴール!土壇場でベルギーに逆転を許してしまい2-3。そして試合終了。
結果、2-3で日本はベルギーに敗れました!
試合の感想
とても見応えのある良い試合でした。
でも、残念、惜しい、もったいない、そんな試合でした。
過去の対戦成績をみてもベルギーと相性が良い日本は、前半途中までは積極的に攻めの姿勢を見せ、得意のパスワークから何度か決定機をつくります。その後は地力に勝るベルギーに押されていき、決定機を幾度も作られますが、なんとか前半を0-0で折り返します。
そして後半開始直後、カウンターから原口のゴールで日本が先制し1-0で勢いに乗ると、香川と乾のコンビネーションで追加点をあげ2-0となります。
ここまでの試合運びは最高でした。
でもそのあとベルギーは選手を2人替えてパワープレイに出てきてから、勢いを止めることができず、ヘディングからあっさり2失点してしまいました。
最後は、後半終了間際のアディショナルタイムに、鋭いカウンターを受け、息の根を止められてしまいます。
2-0とリードしてからの試合運びがうまくいきませんでした。日本としては想定していなかったゲームプランだったのでしょうか。もう少しずる賢くファールをもらって時間を稼いだり、怪我をしたふりをして倒れて時間を稼いだり、相手をあせらせるようなプレーをして一旦試合を落ち着かせることができたら、結果はちがっていたのかもしれません。
もしくは、2-0とリードしたあとで、リスクを負って3-0を狙いにいったほうが、良い結果を生んだかもしれません。サッカーのルールでは「いちどに取られる点は1点だけ。一気に2点失うことは無い」ので(当たり前ですが)、リスクを負って点を取られても2-1になるだけだから、攻めに行ってもよかったのかなあ!?
とはいえ、世界ランク3位の相手に、いま持っている実力をすべて出し切ってくれた選手たちと西野監督に拍手を送りたいです!
素晴らしい試合をありがとうございました!