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朝日新聞:科学の扉「消えるデータ 失われる過去」(2018/4/30朝刊)

投稿日:2018年5月6日 更新日:

2018年4月30日付の朝日新聞で気になる記事があったので、メモしておきます。

CDやDVDの寿命は意外と短く、今後保存しているデータが読み取れなくなるおそれがある、という話です。

(記事の冒頭より)
デジタルデータの記録には磁気テープやCD、DVDなどが使われてきた。だが、記憶媒体には寿命があり、いつまでもデータの読み書きが自由にできるとは限らない。遠い将来、過去のデータが失われてしまう「デジタル暗黒時代」がやってくるかもしれない。

それでは内容を見ていきます。

消えるデータ 失われる過去

短命のデジタル媒体、社会・文化引き継げず

紙に書いた情報は、数千年たっても解読できる。しかしデジタルデータは、記録媒体の劣化によって、将来読み取れなくなる恐れがある。(デジタルデータの消失問題)

現在の技術でデジタルデータを長期保存するには、記憶媒体を新たなものに移し替えるデータ移行(マイグレーション)を繰り返すしかない。

ただ、移行作業には膨大な費用や人手がかかる。資金や権力をもつ組織や人にとって、都合がよい記録しか残らなくなる恐れもある。今のデータ移行に代わる情報の保管戦略が必要だ。

中央大学の竹内健教授は、半導体メモリーの一種「ReRAM」をパナソニックや産業技術総合研究所と開発中だ。100年以上のデータ保存に向いているという。

デジタルデータの超長期保存が可能になれば、公文書や科学的な観測データ、医療情報、橋やトンネルなど建築物の老朽化管理などにも用途が広がる。

竹内教授は「まずは100年間、将来的には1千年間、デジタルデータを保存できる媒体の開発を目指したい」と話している。

今後期待されるデジタルデータの保存期間

「高レベル放射性廃棄物」の廃棄場所に関する情報は、10万年保存が望ましい。(放射能が十分低くなるまでに10万年かかるから。)

社会・文化・科学に関する情報は、1000年以上の保存が望ましい。

ビジネスに関する情報は、100年以上の保存が望ましい。

デジタルデータを後世に伝えられないと・・・

デジタルデータを失うと、公文書が消えてしまう、文学・芸術作品が消えてしまう、放射性廃棄物の処分場所が不明になる・・・など問題が起きるかもしれない。

何を保存するべきかの価値判断は難しい。

記憶媒体の寿命

紙は、千年以上の保管が可能。

磁気テープやCD・DVDは、数十年の保管が可能。

増えるデジタルデータ

国際的なデジタルデータの量は急激に増えている。

記事を読んで考えたこと

電子記録媒体は消耗品だ

CDやDVDの寿命が数十年足らずということにビックリでした。100年くらい余裕で保管できそうなイメージをもっていたからです。

電子記録媒体は「消耗品」と考えていたほうがよさそうですね。

何を保存すべきか

記事の中の「何を保存すべきかの価値判断は難しい」「記録に残そうと思われないような情報が将来、価値を持つかもしれない」という言葉に考えさせられました。

この言葉、自分の部屋を片付けられない人がよく口にする「いつか使うかもしれないから、とりあえず捨てないで取っておこう」という言葉に似ていると思いました。

デジタル技術の進歩で、データの保存容量は飛躍的に伸びているので、技術的にはどんなガラクタデータでも保存はしておけるようになるとは思いますが、何でもかんでも保存してもいてよいものかは疑問です。

データの価値が低いものは保存期間が過ぎたら削除するようにしないと、地球上が記憶媒体でいっぱいになってしまうのでは?と思います。

でも、「データの価値はだれが決めるのか?」ということになってきますし、むずかしい問題ですね。

自分のパソコンの中のデータを整理するときも、いつも何を残して何を削除するか、悩んでしまいます。



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