初体験、というのは忘れがたいものです。
- はじめて海外旅行したときのこと
- はじめて恋したときのこと
- はじめて親元を離れて暮らしたときのこと
どれも鮮明に覚えています。
もちろん、はじめて株式投資した銘柄のことも忘れがたいものです。
僕がはじめて買った株は、
「極楽湯(2340)」
でした。
スーパー銭湯を全国展開する企業で、現在は「極楽湯ホールディングス(2340)」。
極楽湯の株を買ったのは、かれこれ9年前のことです。
「なぜ極楽湯の株を買ったか?」というと、
- 取得単価が安かった(3万円程度)
- 銭湯が好きだった
- 住んでるところからそこそこ近い場所に極楽湯があった
というのが理由でした。
で、取引記録は下の表です。取引記録Excel管理表で、買付日の昇順で並びかえました。当時はこんな銘柄に投資していたんだ、と懐かしくなります。
はじめて投資した「極楽湯(2340)」の取引記録です。
- 2008年6月24日:30,000円で100株買付
- 2009年8月10日:26,000円で100株売却(-4000円)
1年以上保有したあと、-4000円で損切りするという結果でした。損益率は-13.3%マイナスでした。
いまこの取引を眺めてみると、なんというか、当時は投資の何たるかを分かっていなかったなあ、と思います。はじめてなので当たり前なんですけどね。
損益率-13.3%で売ってしまうというのが、もったいないです。本当に事業の価値を信じて投資しているなら、ある程度大きく下がったところでナンピン買いするべきでした。
当時の記憶をたどってみると
「1年保有してもぜんぜん株価が上がってないし、このまま下がり続けるかもしれない。株主優待券ももらったことだし、4000円程度の損なら、いま売ってしまったほうがマシかも。」
という心境で売却を決めていました。
本当に、なんにも分かっていませんでした。でも、経験してみないと分からないんです、こればっかりは。
だからこそ、投資初心者の方におすすめしたいのは、
「はじめての株式投資は、なるべく少ないお金で取引する」
ということです。
いまから思えば、単元株未満で取引できる「ミニ株」で練習するのも良かったのかなと思います。多少手数料が割高になっても、です。
さて、その後の極楽湯ホールディングスの株価はというと、2016年に原油安や中国進出などで300円→1400円まで急騰しました。売らずに持っておけば4倍株だったんですね。