9月15日に四季報が発売されましたね。
では、さっそく証券口座にログインして、気になる銘柄の四季報更新状況をチェックしていきましょう。
日本マクドナルドホールディングス(2702)
【独自増額】出店15、退店27(前期各6、51)。既存店は改装や定番品刷新効き、客数増加が想定超。会社修正営業益は一段増額余地。鶏肉問題の合意金特益、税効果で純益膨らむ。18年12月期は店舗純増に転じる。
【利便性向上】自社デリバリーに加え、ウーバーイーツとも提携し宅配強化。ドコモのdポイントに続き、楽天ポイントの取り扱い開始。17年末8割超が改装済み店舗に。
鶏肉問題からすっかり回復し、新メニュー投入やキャンペーンを次々と送り込んでいる、業績絶好調のマクドナルドです。
「1冊にバーガー類、サイドメニュー、飲物、3種類の商品の無料引換券が1枚になったシート6枚」という株主優待品目当てで、ずっと買いたいなーと思ってる銘柄ですが、なかなか買えません。
6月は株価4000円だったのが、スルスルっと上がってしまい、いまは5000円近くになっています。すっかり買うタイミングを逃してしまったので、またしばらくウォッチしておき、安くなったら買いたいです。3000円まで下がらないかなー。
西日本旅客鉄道(9021)
【独自増額】三菱重工から取得した不動産会社が通期で貢献。新幹線は北陸開業反動減なくなる。熊本地震影響一巡で山陽も九州方面伸びる。在来線は北陸行き特急が想定上回る好調。前号比で営業増益幅を拡大。
【新線】大阪市内を貫く『なにわ筋線』31年春開業へ自治体や南海らと合意、実現すれば市内―関西空港間のアクセスが改善。駅売店のセブン‐イレブン化はほぼ完了。
四季報に「営業増益幅を拡大」とあるように、事業は順調のようです。
新幹線は、飛行機や高速バスなどの交通手段と競合していますが、今後も需要は伸びるとみています。日本のせまい国土を移動するとなると、新幹線が最も早くて便利な交通手段といえます。飛行機は、搭乗手続きが煩雑で、飛行場への移動も必要で、荷物持ち込みの制限もあります。高速バスは、安い反面、ずっと座席に拘束されるのがネックです。
現在の株価は7800円、6000円まで下がったら買いたい銘柄です。
ぴあ(4337)
【最高益圏】『こと』消費の財布は緩く、音楽、スポーツ、イベントのライブ市場の人気続く。出足はイベント原価高や出版返品で利益小さいが通期ではライブ好調で挽回し連続営業増益。最高純益圏。上期記念配。
【大決断】横浜みなとみらいに1万人規模の音楽ホールを単独で建設、20年春開業。土地は賃借で100億円の建設費は借入金と自己資金。イベントのノウハウを生かす。
東日本大震災以降、旅行やイベントライブなどの、いわゆる「こと」消費が増えていますね。美味しいものをおなかいっぱい食べるのではなく、家を建てたり家具をそろえるのではなく、「体験」にお金を出したいという時代になりました。
8月おわりに株価4000円だったのが、9月下旬に5000円台。マクドナルドと同じく、この銘柄も買いそびれました。でも偉大な投資家バフェットが言っているように、「見逃しの三振をおそれるな(思い切りバットを振るチャンスがくるまでは、バットを振るのを我慢しよう)」(ジェームズ・パードウ著「世界一シンプルなバフェットの投資」より抜粋)ということなので、割安な株価になるまで気長に待つとしましょう。
リクルートホールディングス(6098)
【独自増額】IFRS移行。米インディード出足絶好調。国内販促メディアは美容・旅行向けが想定ほど伸び鈍化せず。ゆこゆこ株売却益消えるが国内人材派遣の費用削減想定以上。営業益高水準(IFRS基準では前期営業益1938億円)。連続増配。
【大当たり】予約時ポイント利用可とした飲食メディアの4~6月ネット予約数が66%増。物流最適化展開の印マララボに出資。
いま一番買いたい銘柄です。リクルートホールディングス。
積極的にAI(人工知能)を取り入れており、強みである社員の人材力と融合して、さらに事業拡大が見込まれます。
コーポレートメッセージである「まだ、ここにない、出会い。」という言葉そのままに、人生におけるあらゆる分岐点で、リクルートが出会いを提供してくれますね。転職しかり、住宅しかり、結婚しかり、旅行しかり・・・。
会社のウェブサイトも、鮮やかで素敵なつくりです。
現在の株価は2400円、1600円まで下がったら買いたいです。