投資を考える 銘柄ウォッチ

会社四季報チェック(2017年4集 秋号)2

投稿日:2017年9月18日 更新日:

9月15日に四季報が発売されましたね。

では、さっそく証券口座にログインして、気になる銘柄の四季報更新状況をチェックしていきましょう。

icon-check-square-o カルビー(2229)

【下期挽回】海外は柱の北米で販売低迷。ただ国内は下期からポテチ回復、『フルグラ』販促効果も発現。原料安一服、償却増でも、儲け少ない取引先絞り込みなどで採算改善し何とか吸収。営業増益。連続増配。

【必死】国内のポテチ『フルグラ』販売計画を上方修正、新製品拡販し序盤の劣勢挽回図る。北米は単一ブランド依存からの脱却が急務、来期に大型新製品を投入へ。

「来期に大型新製品を投入」というのが気になります。いったいどんな製品なんでしょうか。かっぱえびせん、ポテチ、シリアルに続く大型新製品ということは、勝手な予想ですが、おかきとか煎餅とかの米菓子に本格参入するのかもしれませんね。たのしみです。

直近の業績では、北海道での台風被害により、原材料のジャガイモが不足して進捗が伸び悩んでいますが、すでに対策は講じているようなので、これからの巻き返しに期待です。

カルビーという銘柄の魅力は、とにかく財務が良いことです。予想配当利回り1.23%、営業利益率11.9%(2019年3月期予想)、ROE14.9%、自己資本率72.8%。食品業界の優等生です。

心配なのは、競合他社の追撃に飲み込まれるんじゃないかということです。あくまで僕の感覚ですが、ポテトチップスもシリアルも、カルビーは他社と比べて味や知名度がちょっとだけ優れているだけで、圧倒的な優位性はないと思っています。そのほんのちょっとの差が企業努力の賜物なんでしょうけどね。

とくにシリアルでいうと、日清シスコの「ごろっとグラノーラ」や、ケロッグの「フルーツグラノラ ハーフ」が猛追撃していて、今後の国内シェア争いは戦国時代となるでしょう。

ちなみに僕がいちばん好きなグラノーラは、カルビーではなくて、日清シスコの「ごろっとグラノーラ いちごと小豆の宇治抹茶味」です。そのままパリポリ食べて一番おいしいのはコレかなと思います。

icon-check-square-o コカ・コーラボトラーズジャパン(2579)

【統合】4月からEJ上乗せ。主力飲料は高単価のトクホ増勢。キューサイは新製品が牽引。自販機はアプリ活用の販促効く。調達費など削減効果。営業増益。18年12月期は主力でトクホ伸びる。統合効果発現。

【統合作業】まずは調達・営業機能を進め、18年末までに間接部門を含め完了目指す。トクホや機能性表示食品の拡販や、採算よい小型容器を強化し、収益向上に注力。

あいかわらず魅力的な新商品を次々と投入してきます。「ファンタ 情熱のオレンジ」「熟成烏龍茶 つむぎ」「ジョージア ザ・プレミアム スペシャルエディション」「綾鷹 にごりほのか」。消費者を楽しませるのが上手いのが、コカ・コーラの強みだと思います。

でも、「コカ・コーラプラス(トクホコーラ)」と「スプライトエクストラ(トクホスプライト)」は、個人的にはあまり魅力を感じません。実際のところ売れ行きはどうなんでしょうね。

icon-check-square-o 日本取引所グループ(8697)

【横ばい圏】株式相場改善を受け、売買代金が上向く。つれて取引、清算関連収益が伸長。ETFの純資産額増加に伴い上場、情報関連収益も膨らむ。広告宣伝費の増加やシステム更新費用等こなし、営業益堅調。

【提携】北陸銀行、北海道銀行と協定締結。両行営業地域の企業の新規上場促進等で連携。継続保有期間に応じて株主優待の内容を細分化。長期安定株主の増加狙う。

日本の株式市場を支える日本取引所グループ。予想配当利回りは2.57%、株主優待品は3月の権利確定で100株保有で1000円相当のクオカードがもらえます。

年間の実質配当はどのくらいか計算すると、現在の株価は20万円弱なので、年間配当は約5000円になります。株主優待とあわせて、年間6000円相当がもらえます。

株主優待には、さらに以下の優遇措置があります。

1年以上2年未満継続保有の場合2,000円相当、2年以上3年未満継続保有の場合3,000円相当、3年以上継続保有の場合4,000円相当。ただし、移行措置として17年9月時点で保有の株主については、継続保有期間が2年以上になるまで3,000円相当を贈呈

(以上、SBI証券サイトより転記)

これはうれしいです。長期保有したい銘柄です。

icon-check-square-o 朝日放送(9405)

【反落】ゴルフ場は来場者数増、償却減り伸長。放送は情報通信軸にスポット広告堅調だが土曜ワイド劇場終了による収入減、タイム苦戦が響く。住宅展示場は川崎にオープンし費用先行。営業益後退。減配。

【改善】本社社員がグループの制作会社に出向しノウハウ共有、制作力引き上げ。グループ全体で総労働時間を削減へ。ネット配信サービスとの連動企画なども模索。

本業の放送事業では広告収入が減り、2018年3月期は、年間配当も前期2600円から2000円に減る見込みです。だんだんテレビ離れが進んできているんでしょうか。

本業以外のゴルフ場事業と住宅展示場事業は、堅調のようですね。

成長事業として注目しているのは、海外のテレビ局へ番組販売や番組フォーマット販売です。番組フォーマット販売とは、たとえば「新婚さんいらっしゃい!」の番組フォーマットをベトナムに販売し、ベトナムの放送局で、ベトナム人の制作スタッフ・タレントが、本物そっくりの「新婚さんいらっしゃい」を放送するというビジネスです。アジアの放送業界は、視聴者が増える一方コンテンツ不足なので、日本のノウハウが生かせると思います。



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