投資を考える おすすめ投資本

日経ビジネス アソシエ「給料が増えない時代の 一生役立つ!お金の増やし方」

投稿日:2017年8月24日 更新日:

おすすめ度:★★
日経BP社

今後のライフプランを見直すために、資産運用についての本をさがしていたところ、この雑誌に出会いました。

給料がなかなか増えない時代に、われわれサラリーマンは、いかにして資産を形成し、老後に備えるべきか。約100ページにわたってノウハウが凝縮されています。

ジャンルは貯蓄・節約・投資・お金の哲学・生活習慣、とさまざまで、広く浅く「お金の増やし方」を学べます。

いろんな執筆者の記事を集めているのですが、人によっては、けっこう意見が偏っていて「?」がつくこともありますが、自分の将来を考える材料として、この雑誌は使えます。

以下、各章で「なるほどな。」と思ったところをメモしました。

【特別講義】成功者に聞く「お金の哲学」

松本大氏(マネックスグループ社長)
  • 将来、お金が足りない状態にならないための究極の備えは、「自分の力をつけることに尽きる」というのが私の持論。
  • 大学3年生(20歳)の時、親友の母親から米国行きの航空券をプレゼントされ、初の海外旅行をした松本さん。この時の経験が外資系企業に就職するきっかけになった。お金がこうして他人の気持ちを動かしたり、社会に影響を与えたりすることを体感し、「お金は『どう使われるのか』が大事」という考え方が身についた。
岸田雅裕氏(A.T.カーニー日本代表)
  • 限りあるお金の範囲内で「なりたい姿」を実現するために、ちゃんとマイルールを定めています。それは、「使うと自分が成長できそうなもの」だけを買うということ。ただし「元を取れるかどうか」は重要ではない。これを考え出した途端、「期待外れだったらお金がもったいないから、少し安いのにしようか」などと妥協するようになってしまうからです。
  • まずは自分がどんな人間になりたいか、10年先ぐらいの姿をイメージしてみましょう。なりたい自分になるために必要なことやモノは何かを考え、優先順位が一番高いものを手に入れることから始める。
  • 転職希望者から「外資系コンサルって、給料はどのくらいもらえるんですか?」と聞かれることがあります。そんな時、私は「報酬が目的で入社する人は、同じ動機で早晩、辞めることになるから入社は薦めない」と言います。
北尾吉孝氏(SBIホールディングス社長)
  • (ビジネスパーソンが、お金について身につけておくべきことは)一番大切なのは、「お金について、他人と比較しない」ことです。新卒で入社した野村證券時代には、わずか100円程度の給料の差で不平を言う同僚がいました。給料でもボーナスでも、他の人の金額、他人との差額を知りたがる。他人のお金のことに気を取られすぎて、肝心な「本来すべき仕事に集中できていない」。典型的な悪い見本です。
  • お金に対して必要以上に心配したり、執着したりするのは、お金について正しい知識を持っていないからではないでしょうか。日頃からお金について勉強をしておくことは、お金に振り回されずに生きていくために必要なことです。
  • 世界を見渡しても、先進国で日本ほど金融リテラシーにかけている国はない。義務教育の段階で金融について勉強する機会はほとんどなく、社会に出てからも勉強不足のまま。これでは、お金のことで不安になって当然です。
  • 「得より徳」を大切にすべし。「善の循環」が最後にお金を生む。ビジネスパーソンにとっての「善の循環」とは、「自分のために」だけではなく、お客様や世の中をよくするために働くこと。すべてはここからです。

【PART1】「老後破産」に備える資産形成術

  • 固定費削減で、無理せず長続きする節約を。出費を削りやすいのは「通信費」と「保険」。
  • ビジネスパーソンの56%が投資を実践している。(会員制転職サイト『ビズリーチ』に登録するビジネスパーソンを対象に、同社の会員向けメルマガを通じてアンケートを実施。調査期間は2015年11月9~13日。464人が回答。)

【PART2】「お金の賢人」5人に聞くマネーマネジメント術

斎藤貴氏(大学講師、戦略コンサルタント)
  • 円安、インフレでゼロ金利という現状でまとまった金融資産を作るには、運用は避けては通れない。
  • 働くパートナーを大切に。パートナーが働けば、生涯年収に大きな差が出るだけでなく、転職やリストラ時の保険にもなる。
内藤忍氏(資産デザイン研究所代表)
  • 日本人は「リスクを取らないリスク」を真剣に考えるべきです。
  • 日本人の個人金融資産は1700兆円にも達するが、その9割以上は「円」資産。その半分以上は銀行預金や現金のままで眠っている。円安になれば価値は目減りする。インフレでも価値が下がる。
  • 円安か円高になるか分からないならどうすればいいか。「分からなければ、円資産を半分、外貨資産を半分にすればいい」。何もせず円だけで資産を持っているのは大きなリスクなのだ。
  • 投資実績の8割は、資産の配分で決まる。一般に、投資効果を左右する主な要因は「銘柄選択」「売買のタイミング」「資産配分」の3つと言われるが、中でも資産配分の寄与が圧倒的に大きいことが、ファンドや年金の運用分析から分かっている。
  • 資産額が増えてきたら、不動産などの「現物資産」への投資も視野に入れる。国際の金利が低迷する今、家賃収入が期待できる不動産は、利回りのいい投資対象として積極的に検討すべき。
カン・チュンド氏(インデックス投資専門家)
  • 投資信託のメリットは3つ。まず株と異なり500円と少額から始められ、負担が少ない。2つ目は、複数の株式や債券などに投資する商品なので、リスクを分散できる。そして3つ目は、手間がかからないこと。プロが運用するので、自分で市場を小まめにチェックする必要がない。定期預金と同じように自動引き落としでもできるので、忙しいビジネスパーソンでも始めやすい。
大江英樹氏(経済コラムニスト、オフィス・リベルタス代表)
  • 行動経済学に見る、お金が貯まらない人の習慣。
    1.無料という言葉に弱い
    2.目先の「おトク」につられる(50%オフなど)
    3.「自分へのご褒美」「せっかくだから」という言い訳が多い
    4.宣伝文句や他人の言葉を信じ、必要以上に備えすぎる
菅井敏之氏(オンラインサロン「菅井敏之のマネー喫茶室」主宰)
  • 提唱する貯蓄方法:給料が振り込まれたら、手を付ける前に一定額を貯蓄に回す
  • 提唱する節約方法:住居費、自動車代、生命保険料、教育費の4大固定費から削る

【PART3】節約&資産運用マニュアル

  • お金が貯まる「家計の方程式」とは
    「収入-貯蓄-固定費=やりくり費」
    固定費: 住居費、通信費、保険料、光熱費
    やりくり費: 食費や家事用品費、小遣いなど

【PART4】「金持ちリーマン」の習慣

  • 「金持ちリーマン」と「貧乏リーマン」の違いは、「好奇心」「目的意識」「自分への理解」があるかないかの違いだ。
  • 「自分自身を成長させ、エネルギーが高まることに対して惜しまず投資していれば、お金は勝手に入ってくる」(芳地一也氏、株式会社インスパイラル代表)

【PART5】「働くこと」と「お金」

  • 脅威1:給与低下
    年功序列制度廃止によって、成果を上げ続けなければ給与が下がる時代に。
  • 脅威2:年金減額
    年金は、老後の生活費としてもう当てにできない。
  • 脅威3:国家破綻
    日本の財政は既に火の車
  • 企業も国も、あなたを守ってくれない。自分の身は、自分で守るしかない。「1億総”老後破産”」の波にのまれないようにする方法はただ1つ。「金持ちリーマン」になることだ。


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