大阪市西淀川区にある企業ミュージアム「江崎記念館」に行ってきました。
100年近く続く老舗企業「江崎グリコ」の歴史にふれることができ、その魅力を再確認できました。
小さな子から年配の方まで、だれでも楽しめるミュージアムでした。
江崎記念館 見学の概要
江崎記念館見学の概要です。
- 住所: 大阪市西淀川区歌島4-6-5
- 開館日:平日(前日までに電話予約が必要)、第1・第3 土曜日(予約不要)
- 開館時間: 午前10時~午後4時
- 入場料: 無料
- 展示内容:会社の歴史、ゴールインマークの歴史、製品の歴史、広告・キャンペーンの歴史、おもちゃの歴史、創業者江崎利一の部屋、映像観賞コーナー
- アクセス:
JR東海道本線 塚本駅 西出口から 徒歩 約13分
JR東西線 御幣島(みてじま)駅から 徒歩 約15分
江崎記念館 見学レポート
では、見学体験をレポートします。
JR東西線御幣島駅で降り、そこから15分くらい歩くと、江崎グリコ株式会社へ到着です。
会社の周りには下町らしい景色がひろがっていて、団地、小さな工場、コインランドリー、お好み焼き屋、たばこ屋など、なつかしい風情が感じられます。
↓下の写真が江崎グリコ本社になるのですが「ほんとうにこれが本社?」と疑いたくなるほど、まったく飾り気のない建物でした。敷地内にそびえるグリコの赤い看板だけが、ひときわ目立っています。
このグリコの赤い看板、JR東海東海道本線や阪神高速道路からよく見えるんです。
↓下の写真は阪神高速道路からの眺めです。宣伝効果大ですね。
さて、敷地内に入ってみましょう。
↓正門前の看板は、意外にも飾り気のない真面目な看板でした。
守衛さんのところで受付をすませて江崎記念館へ入場。もちろん無料です。
階段で2階へあがると、そこが展示スペースとなっています。
↓案内のお姉さんから記念品のグリコを1箱いただきました。
案内のお姉さんに「写真撮影してよいですか?」と聞いたところ、商用利用以外の撮影なら可だが、芸能人が写っている広告ポスターは撮影不可とのことでした。
懐かしいグリコのポスターがたくさん並んでいたんですけどねえ。田原俊彦、松田聖子、牧瀬里穂、モーニング娘、南野陽子、ジャイアント馬場、山口百恵・・・等々。残念ながら撮影不可でした。
↓「製品の歴史」コーナーでは、歴代のグリコ商品がガラスケースに並んでいました。昔からずっとゴールインマークのパッケージなんですね。
↓道頓堀の戎橋にあるグリコの看板が、ミニチュアサイズで初代から並んでいました。いまとはずいぶん違うデザインですね。別の会社の看板も忠実に再現されていて、時代を感じさせます。ちなみに2017年現在の看板は6代目です。
↓「創業者江崎利一の部屋」コーナーの、江崎利一さんの銅像です。佐賀県の生まれで、昔から根っからの商売人だったそうです。
↓江崎利一さんの書斎風景です。手前の棚に並んでいる紙の束は、新聞記事のスクラップブックです。商売に関係のありそうな記事は、片っ端からスクラップしていたそうです。
↓「おもちゃの歴史」コーナーにならぶ、グリコのおまけです。小さい頃はこういうおもちゃにワクワクしたもんです。
↓展示スペースの片隅で、特別展「グリコのアイス展」が開催されていました(2017年9月29日まで開催)。東南アジアへのアイス事業と、新製品「SUNAO」への意気込みを感じました。
見学を終えての感想
展示物はなかなかの見ものでしたが、それよりも本社建屋の飾り気のなさが最も印象に残りました。グリコのテレビCMやWEBサイトの華やかなイメージとはちがい、本社は地味そのものでした。逆に考えると、余計なところにお金をかけない企業体質といえるので、そこは好感が持てました。
最寄りの塚本駅や御幣島駅の周辺は、大阪の下町風景が色濃く残っている場所なので、記念館の見学がてら、周辺をブラブラ散歩してみるのもおすすめです。