元旦に、「今年は信用売りにチャレンジするぞ!」と宣言しましたが(過去ブログはこちら)、実はまだ達成できていません。
いざ取引しようとしても、なんとなくコワくて尻込みしてしまいます。「信用売りした銘柄が、もし思惑が外れて、株価急騰してしまい、損切りのタイミングを失ったら、どれだけの損失が出るか分からない。」というコワさがあるんです。
たぶん、いちど経験してしまえば、あとは慣れるとは思うんですけど、最初の一歩がなかなか踏み出せません。
信用売り(空売り)について事前にある程度勉強して、自分なりの投資スタイルというか、ルールを決めておいたほうが、いざやってみたあとに、反省や改善がスムーズに行えると思うので、いまのところ、あーでもない、こーでもない、と自分のスタイルを検討中です。
まずは、取引する銘柄をどう選別するか。
投資指南の本「勝つ投資 負けない投資」(片山晃・小松原周 著)のなかで、片山晃さんはこう言っていました。
投資で利益が得られる3つのパターンについて説明しておこうと思います。
1 優等生が100点満点を撮り続けるパターン
2 優等生が期待外れの点数を取ってしまうパターン
3 落第生が期待以上の点数を取るパターン
大雑把にいうと、株で儲けるにはこの3つのうちのどれかに当てはまる銘柄に投資をすることです。実際には
4 落第生が赤点を撮り続けるパターン
もあるのですが、これは当てたところで利益にならないので意味がありません。
補足しておくと、「2 優等生が期待外れの点数を取ってしまうパターン」がなぜ儲かるかというと、優等生が期待外れの点数をとるのは一時的なものなので、そこで買いを入れておけば、すぐに株価が戻るだろう、というストーリーです。
片山さんの言う勝ちパターンは、基本的には現物買いを想定していますが、信用売りを考える場合も、この分類は使えるんじゃないかと思います。
信用売りで利益を生むパターンは
「2 優等生が期待外れの点数を取ってしまうパターン」
「4 落第生が赤点を撮り続けるパターン」
のどちらかだと思います。
優等生が一時的に失敗するのを待つか、落第生が期待通り失敗するの見守るか・・・。
優等生銘柄は、これまで優等生をさがして銘柄選別してきたノウハウが生かせそうです。優等生だけど暴落してしまうというよくあるパターンを知っています。四半期ごとの決算発表で、内容自体はわるくないのに、市場予想を下回ったため失望売りで暴落するパターン。何度か痛い目に遭ったことがあります。きっと投機筋が売りを仕掛けて、狼狽する個人投資家をカモにしているんだと思います。このパターンを利用して空売りし、収益にできたら心強いです。
落第生銘柄は、これまでやってきた現物買いの投資では「まったくの対象外」でしたが、注目してみたら、新しい世界が広がるかもしれません。「ダメな会社、これからダメになる会社」を見つけながら街を歩くというのも、面白そうです。会社がダメになるきっかけを、決算の数値より先に、リアルな店舗や商品やサービスで感じられたら、それは貴重な投資情報になります。
優等生にしても、落第生にしても、「よく知っている企業に投資する」という基本は見失わないようにしたいです。
もうちょっと、信用売りの手法を考えてみます。