投資を考える コラム

TV「カンブリア宮殿」藤野英人さんの言葉(2017年2月16日放送)

投稿日:2017年2月18日 更新日:

テレビ東京系列で、2017年2月16日22時から放送された「カンブリア宮殿」にとても感銘を受けたので、ご紹介します。

カンブリア宮殿(2017年2月16日放送)の番組紹介

テレビ東京「カンブリア宮殿」番組公式サイトはこちら

番組紹介文(番組サイトより引用)です。

【ゲスト】レオス・キャピタルワークス 社長兼CIO 藤野英人
【メインインタビュアー】村上龍
【サブインタビュアー】小池栄子

サブタイトル「4年でお金が2倍に!?老後の蓄え・教育資金の作り方教えます」

あなたの資産をどう守る?荒波を乗り切る資産運用!驚きの運用成績を上げる伝説のファンドマネージャーに密着!

「投資より貯金」日本人の清貧の思想が国を滅ぼす!?

番組視聴メモ

番組視聴メモです。藤野さんの言葉を中心にメモしました。

  • ひふみ投信のファンドマネージャーである藤野さんは、自分の足で全国を回り、自分の目で投資先企業を訪問し確かめる。眼光鋭く、会社と社長の一挙手一投足を品定めする。
  • ネットの情報でなく、ネットで得られない情報こそが大切。無駄足になっても、手間暇をかけること。徹底した現場主義。
  • ひふみ投信が投資している企業の紹介。
    ①「WASHハウス」宮崎のコインランドリー会社。遠隔操作でコインランドリーを操作して人件費削減
    ②朝日印刷。富山市の医薬品化粧品パッケージ印刷会社
    ③「ロックフィールド」神戸本拠。デパ地下の惣菜などで成長。
    ④「セリア」岐阜県本拠。100円ショップを展開。
  • 藤野さんが、まだ中小企業だったときのユニクロを訪問したとき、柳井社長と会った印象は強烈だった。全身を耳のようにして人の話を聞く人で、まるでお坊さんのようだった。すごい会社の経営者は、若い時から片鱗があるものだ。
  • お宝企業を探すきっかけとなった話。
    まだ野村證券に勤めていたころ、東京台場にできる大塚家具の有明ショールーム建設への投資を計画していたが、東京都市博の中止により、台場はいずれゴーストタウンとなると周りの人に言われた。しかし、足繁く台場に通っていると、そこから東京の夜景がきれいに見えることを発見、「ここは人気スポットになって客が殺到する」と確信し、投資を決意し、見事成功。
  • こんな会社は成長しない会社だ。
    ①晴れなのに傘立てが傘だらけの会社(率先して片付ける人がいない。会社で起きていることを「自分ごと」として考える人がいない)
    ②社内がスリッパ履き(公私混同、自宅のように過ごしたいという意識がみえる。)
    ③社長が自伝を手渡しする(経営者が「今」を生きていない)
  • 会社は変化していく。
    ダメだった会社が、社長の交代で急に良くなることがある。その反対に、良かった会社が駄目になることもある。
  • 欧米では家計の半分を投資にまわしている。日本人は投資に消極的。投資に失敗した話を周りから聞くと尻込みしてしまい、リスクをとらず堅実さを好む。さらに「投資は悪」「投資は汚い」という考え方を持っているが、これは間違っている。損するリスクを恐れず投資しなければ、未来は良くならない。
  • 藤野さんは、高校教師を集めて投資の授業をしている。子どもに投資のことを教えることが最終的な目的だが、教師を教育することで子どもに拡散していくほうが効率が良い。
  • 投資とは自立して未来を切り開くこと。
    私の大嫌いな言葉で「失われた10年」「失われた20年」という言葉がある。なぜ「失った」と言わないんだと。受動態で言っている。自分だけは関係ないと。「失われた」と言うのは政治家か官僚かアメリカかよくわからないけど10年間20年間「私以外の誰か」によって成長させられなくなった意識がある。要するに自立していない。投資というのは自立すること。自分の未来を自分で切り開くことがとても大切。
  • 村上龍は番組最後に、レオス・キャピタルワークスを「信頼と希望のファンド」とたとえた。

番組を観た感想

藤野さんの考え方、言葉に感銘を受けました。

とくに「社長と会社の様子が投資の重要な決め手となる」という考え方には、僕もまったく同じ意見でした。宮崎の「WASHハウス」に訪問した藤野さんの、社長のプレゼンを聞いているときの眼光の鋭さといったら、怖いくらいの迫力があり、澄んだ目をしたのが印象深かったです。

そして、「日本人は投資に消極的すぎる」という意見にも賛成です。高校教師にお金や投資の授業をしている、ということは本当に素晴らしいことだと思いました。僕たちは義務教育や高校・大学教育の中で、お金や投資に関する授業を受けたことがあったでしょうか?ほとんどなかったです。とにかく真面目に働いていれば良いことがある、とずっと教えられてきました。でも、社会人の大人になってみると、急にお金に関する知識が必要になるんです。会社で働くにしても、売上や営業利益やコストに敏感にならないといけないですし、一軒家やマンションを買ってローンを組むにしても、金利や地価の知識がないと痛い目に遭うかもしれません。お金は一生ついて回る問題なのに、十分な教育がされていないというのは、とてももったいないことだと思います。僕が子供のときに、お金に関する教育を受けていたらどんなによかっただろうと思います。

逆に、藤野さんにちょっと疑問だったのは、大塚家具に投資しているということでした。僕は大塚家具のショールームには2、3度足を運んだくらいですが、いまいち魅力が分かりません。でも、番組のなかで大塚久美子社長から直に話を聞いた個人投資家の方々が口を揃えて社長を絶賛していたので、そこには投資したい何かがあるのでしょうね。

じつは僕、過去に「ひふみ投信」を持っていたことがあります。10万円分くらいですけど。

SBI証券では「ひふみプラス」という名前で売られているこの投資信託を買って、1ヶ月くらい持っていましたが、すぐに売りました。理由はというと、語弊があるかもしれませんが「持っていても、ちっとも楽しくないから」でした。

個人的には、他人に運用してもらう投資信託でたくさん儲かるよりも、自分で個別銘柄を選んで、特定の企業に投資していくほうが、楽しいし、やりがいがあるんです。優秀な投資信託商品のひふみプラスを買ったときに、初めてそういう気持ちに気づきました。



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