株式投資は、まず己を知ることが大事です。
「自分は、株をどのくらいの期間保有していることが多いのか?」
について分析してみます。
Microsoft Excelなどの表計算ソフトに自分の取引記録を日々残しておけば、かんたんに確認できます。
僕の場合、2008年に株をはじめてから2017年2月現在までに、491件の取引を行っています。ここでは、そのデータを使って分析してみます。
取引期間分析データの作成手順
まず、取引管理表のExcelを開き、「日数」の列を、フィルター機能で降順に並べ替えます。いちばん上に、期間の長い行から順に表示されていきます。
次に、表の横のほうに、集計を記入する枠を作ります。
項目名は「投資期間」「約定数」「累計」とします。
投資期間は、好きな範囲を設定しておきます。
今回は「7日以内」「8~30日」「31~60日」「61日~90日」「91日~180日」「181日~365日」「366日以上」の7種類としています。
さて、ここからはExcel関数でかっこよく集計!といきたいところですが、もっと手軽に、手で集計しちゃいましょう。
まず、「7日以内」を集計します。「日数」行の値が「1」~「7」の行をすべてドラッグして選択します。
すると、Excel画面の右下に「データの個数:105」と表示されるので、それをさっき作った記入欄に書き写していきます。
これを7種類の期間分書くと、下の図のようになります。
累計も入れてやると、分かりやすいかもしれないですね。
最後に検算して、記入した数を合計して、行数と合っていることを確認します。
ウン、合ってる。これで完成です。
取引期間の分析
さて、僕の取引期間分析です。
こうやってみると、30日以内に取引を終えることが、248件、つまり全体の約50%を占めていることが分かります。
逆に、半年以上の長期保有は25件だけで、全体の5%程度でした。
もっと長期で持っているイメージがありましたが、同じ銘柄を、先入れ先出しの要領でずっと売り買いして循環させていると、このくらいの期間になるんでしょうね。
こんなかんじで皆さんも自分の取引を客観的に見直してみると、新しい発見があるかもしれません。