「近い将来、日本は財政破綻するのか!?」
なんていうタイトルが、しばしば紙面やテレビをにぎわせていますね。
これについては、経済学者やアナリストなど専門家の間でも、意見が分かれています。
それぞれの言い分をまとめてみましょう。
日本は近い将来「破綻する」派の意見
- 日本は戦後(1946年)にハイパーインフレが起き、財政破綻した。今も同じ状況が起こりつつある。
- 財政赤字が1000兆円以上。国民一人当たりに直すと800万円。政府債務残高が戦後直後と同じGDP比200%以上になっている。このままでは預金封鎖が起きる。
- 大手銀行が、国債暴落に備えて対策をうっている。
- 日本国債の格付けが徐々に下がっている。
日本は「破綻するはずがない」派の意見
- 日本は、経常黒字を稼いでいる。
- 日本国債の9割ほどが国内で消化されている。
- お金が第一と思っている国で、物価があがり、ハイパーインフレになるはずがない。
- 日本の家計は、金融資産残高のうち、半分を円建ての銀行預金に、4分の1を保険や年金に預けるという、安全志向の高さを誇っており、これが金融機関の安定的な国債投資につながっている。
確実に言えることは・・・
正直、どちらの意見も「たしかにそうだな。」と思ってしまう説得力があります。
将来どうなるのか全く分かりません。
でも、どちらにせよ、確実に言えることが1つだけあります。それは・・・
「日本が財政破綻する確率は、0%ではないし、100%でもない」
ということです。
つまり、どちらに転ぶにせよ、どちらに転んでも良いように、備えはしておいたほうがいいということです。
具体的には、自分の資産の何割かは、外貨で持っておくこと。僕の場合、2~3割はドルの外貨で持つようにしています。
仮にハイパーインフレが起きて、1ドル100円台から1ドル1,000円まで円安になってしまったとしても、被害が少なくてすみます。
「明日雨降るかなぁ?もし降るなら傘持って行っておいた方がいいし、降らないなら傘を持って行くのは荷物になるし、どっちにしたらいいと思う?」
「とりあえず、折りたたみ傘をカバンに入れておいたらいいんじゃないの?」
ということです。