(出版:各メーカー)
家電を買うとき、人は2つのタイプに分かれる
ヨドバシカメラやビックカメラなど家電量販店で家電を買うとき、人は2つのタイプに分かれると思うんです。
フィーリング派
店員さんの話を聞いたり、商品をその場で見たり触ったりしたときのフィーリングを大事にして、ショッピングという行為自体を楽しみながら商品を選ぶタイプ。
リサーチ派
まずどんな商品があるか幅広くリサーチし、製品カタログを見比べながら、自分の理想に近いものがどれか検討してから選ぶタイプ。
僕は「リサーチ派」
僕は断然「リサーチ派」です。
たとえばデジタルカメラを買おうと思って、量販店に行きます。カメラコーナーに行ったら、ひととおり陳列棚を見た後、各社の製品カタログを収集してまわり(多少、店員さんの視線を感じながら)、そして一旦その場を立ち去ります。キャノン、ニコン、オリンパス、富士フイルム、リコー、ソニー、パナソニック、カシオ、シグマなどのカタログを全部集めます。
それを家に持ち帰って、じっくり眺めて楽しみます。
- 各社製品の特徴、スペックのちがいは何か
- ネットのレビューでのおすすめはどれか
- 自分が求めている理想の商品に最も近いのはどれだろうか
など、検討に検討に検討を重ね、2つか3つの商品に絞り込んだら、再び量販店を訪れます。
そして、お目当ての商品を実際に手に取ってなんども確かめます。で、最後に自分に向けてこう問いかけます。
「これを買ったとして、使っているうちに壊れたり失くしてしまったとした場合、もう一度同じものを買いたいだろうか。」
もう一度買ってもいいな、と思えるものだけ買うようにしています。
我ながらめんどくさい買い物スタイルですね。でもこうやって検討を重ねることで、買った後の後悔は格段に少なくなります。
株式投資も、同じだと思います。銘柄選別は慎重に。検討に検討に検討を重ねてから買ってもけっして遅くはないです。
キャノンとニコンの製品カタログ比較
それにしても、製品カタログというものは、企業のカラーというか、個性が出ていて、それを見比べるだけでも楽しいです。なんせ無料ですし。
↓下の写真は、キャノンのカメラレンズ総合カタログの表紙です。最初見たときは「何これ?」と思いますが、キャノンをよく知っている人なら、望遠レンズのアップ写真だということが分かります。レンズの一部だけを表紙に使うなんて、センスがいいなと思います。
↓一方、ニコンのカメラレンズ総合カタログの表紙は、下の写真です。こちらは質実剛健というか、生真面目というか、「これはレンズのカタログです。」とひと目で分かる表紙になっていますね。
こんなふうに、ライバル企業どうしのカタログを比較すると企業カラーも見えてきて楽しめるのでおすすめです。
余談ですが、僕みたいにシャイな人が家電量販店に行くと、なるべく店員さんにしゃべりかけられることなくゆっくり製品を見たいなあといつも思います。そういう観点からいうと、もっとも店員さんの視線を感じずにゆっくり見て回れるのは「ソフマップ(ビックカメラ系列)」ですね。逆に、いちばん店員さんの視線を感じてプレッシャーに思うのは「ヤマダ電機」です。あくまで個人的な感想ですので、あしからず。