投資を考える おすすめ投資本

「遊びと人間」

投稿日:2017年1月24日 更新日:


(講談社学術文庫、ロジェ・カイヨワ著)

株式投資は、よく「マネーゲーム」と呼ばれることがあります。

どちらかというと否定的な意味で使われることが多いですが、ネットで気軽に株が買えるいま、たしかに株式投資にはゲームの側面があるといえます。

ゲーム感覚のデイトレードで億万長者になった若者の話を聞くと、なおさらそう思います。

この「遊びと人間」という本は、ゲームの根底にある「遊び」というものを科学的に考察しながら、「人間とは何か?」について考えさせてくれる本です。

株式投資の枝葉の部分であるコツやテクニックを学ぶだけでなく、株式投資の幹の部分(本質)を考えたいときに役に立つ本です。

「遊びと人間」の内容抜粋

著者のロジェ・カイヨワ(Roger Caillois)はフランスの社会学者です。

カイヨワによると「遊び」は4種類に分類されます。

アゴン(競争) スポーツ、チェス、けんかなど
アレア(偶然) ルーレット、サイコロ、競馬など
ミミクリ(模倣) 演劇、ごっこ遊び、カーニバルなど
イリンクス(眩暈) 絶叫マシーン、サーカス、スキーなど

また、4つのなかでも

  • アゴン(競争)とアレア(偶然)は文明的な遊び
  • ミミクリ(模倣)とイリンクス(眩暈)は原始的な遊び

に分けられます。

「株式投資」という遊び

この分類法でいくと、株式投資という遊び(?)は、アゴン(競争)とアレア(偶然)の要素が多い遊びといえます。

「お金をふやすという目標に向かってすすんでいく競争」と「自分のちからでは株価を左右できない偶然」とが入り混じった遊び、といったところでしょうか。

割合でいうと、アゴン(競争)80%、アレア(偶然)20%、かな?と僕は思っています。

株式投資は、ギャンブルのような偶然の要素にたよるものではなく、投資する人の実力がものをいう世界だと思います。株の上手な人はどんな銘柄に投資しても上手だし、株の下手な人は優良銘柄に投資しても負けているように感じます。

さらにいえば株式投資は「確実に儲ける方法を見つけたら、地味に着実にそれを継続していく」ことが重要なゲームだと思っています。

だから「確実に儲ける方法をいかに見つけるか?」がもっとも大事になってきます。

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