証券会社に口座を開き、証券サイトにログインすると利用できる機能のひとつに「銘柄スクリーニング機能」があります。
いろいろ検索して試してみたら楽しいですよね。
僕がメイン口座として利用しているSBI証券のサイトなら、サイトにログイン後、「国内株式」→「スクリーニング」リンクをクリックすると、別画面で「スクリーニング テクニカル&財務条件検索機能」が表示されます。
設定項目は多彩です。
- 条件設定(大型優良型、成長型、割安優良型、逆張り型、値上がり追求型)
- 市場設定(東証1部、東証2部、マザーズ、JASDAQ、名証、福証、札証)
- 業種設定(建設業、食料品、医薬品、輸送用機器、通信業、小売業など)
- 投資金額設定(単元株の購入金額の範囲指定)
- テクニカル分析(短期ゴールデンクロス、短期デッドクロス、年初来高値更新など)
- クォンツスコア(成長性、企業規模、財務健全性など)
- 各銘柄指標の範囲指定(PER、配当利回り、今期経常利益変化率、自己資本比率など)
たとえば逆張り投資が好きな人なら、
「そこそこ大きな会社で、業績が良いのに、株価が下がり続けている銘柄」
は、こんな条件で抽出できます。
- PER:0以上30以下
- PBR:0以上10以下
- 配当利回り:0.1%以上
- ROE:2%以上
- 時価総額:1000億円以上
- 今期経常利益変化率:0.1%以上
- 過去3年平均売上高変化率:0.1%以上
- 株価25日移動平均からの乖離率:-5%以下
- 1日平均売買代金:1000万円以上
PER(株価収益率):業績面からみた株価の割安度を測る株価指標。
PBR(株価純資産倍率):企業の資産面から株価の状態を判断する指標。
ROE(自己資本利益率):自己資本利益率に対する当期純利益の比率。
ためしに今夜(2016年11月30日)、上の条件でスクリーニングをかけてみたら2件だけがヒットしました。
- スクウェア・エニックスHD(9684)
- ぐるなび(2440)
2つとも、ここ何週間かで急落していて、いかにも逆張りしたくなるチャートです。
でも、会社名や商品・サービスは良く知っているけど、経営状態は詳しく知らないし、株価急落の原因が何なのかよく分からないので、投資するのは控えておきます。