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株式投資の両建ては有効か? 検証してみた

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僕はふだん「信用売り(空売り)」は行いません。

「買い」のみで取引するほうが頭の中がシンプルに整理されて、分かりやすいと思っているからです。

でも実は「両建て投資」というものにあこがれを持っていて、両建て投資をマスターできたら資産を増やすスピードを上げられるんじゃないかなー、と常日頃から考えています。

そんなわけで、「両建て投資」が有効なのかどうかを、いちど自分の頭の中で納得する手法で検証してみます。

もし有効だとしたら、自分の投資スタイルとして採用します。

投資手法を検討するときは、とにかく考える材料を極力シンプルにした上で、簡単に考えることにします。

では、検証スタートです!

両建て投資とは

まず「両建て投資」とは何かを確認しておきましょう。

「両建て投資」とは、同じ銘柄で「買い」と「売り」を同時に行うことをいいます。

損得が逆のものを同時に取引するので、株価が上がっても下がっても、手元の損益はゼロのままです。

一般的には「リスクヘッジできる」「上げ相場でも下げ相場でも利益が出る」などのメリットがあると言われています。

あと、株主優待をタダでゲットできる「サヤ取り」の手法として、両建て手法が広く紹介されています。

考えるための材料を整理する

シンプルに考えるために、考える要素を単純化して整理しましょう。

取引パターン

取引できるパターンは2つだけとします。

本当は以下の要素が存在します。

  1. 現物買い
  2. 現物売り(買ったあとの売り)
  3. 信用買い
  4. 信用売り(いわゆる空売り)
  5. 現引き(買った信用銘柄について、買付余力を使って現物株として受け入れる)
  6. 現渡し(売った信用銘柄について、現物株で保有していた同銘柄を差し出して決済する)

でも「5.」「6.」の現引き・現渡しは、仕組みが複雑なので、今回は除外します。

そして現物か信用かも、投資手法として有効かどうかという面ではあまり重要ではないので、除外します。

よって「買」か「売」か、それだけで考えます。

取引株数

あんまり複雑だと考えにくくなるので、取引株数は100株、200株の2種類しかこの世に存在しないことにしておきます。

投資銘柄

何でもいいのですが、とりあえず値動きが激しそうな「銘柄A」を両建てすることにします。両建てに適したのはどんな銘柄なのか? 難しい問題ですが、ボックス銘柄(一定の株価の間を上がったり下がったりを繰り返す銘柄)が適しているのかもしれません。

投資銘柄は、1パターンしかないので、ひとまず投資パターンを考える上では除外しておきます。

両建て投資の検証

というわけで、銘柄Aについて

  • 取引パターン:「買」「売」
  • 取引株数:「100株」「200株」

という要素で考えてみます。

取引パターンは「買」「売」の両方をやるから両建てなので、迷わず使います。

残りは取引株価「100株」「200株」を、「買い」「売り」とどう絡ませるか、で3つのパターンが生まれます。

ではそれぞれシミュレーションしてみます。

※上げ幅は全部100円とします。

パターン①「買:100株」「売:100株」(買=売)で両建てする

両建てした後で、

株価が100円上がった場合のシミュレーション 検証結果:△
  • 買で100円プラス
  • 売で100円マイナス

トータルでプラスマイナスゼロです。

このあと、買を利益確定売りして、売がプラス圏になるまで待つか?それとも損切りするか?どちらにしても利益は少なそうなのです。損しないのは良い事ですけどね。

株価が100円下がった場合のシミュレーション 検証結果:△
  • 買で100円マイナス
  • 売で100円プラス

トータルでプラスマイナスゼロです。

このあと、売を利益確定売りしておいて、買のマイナスがプラスになるまでジッと待つか、さらに下げたらナンピンするか・・・けっこう使えるかもしれません。

パターン②「買:200株」「売:100株」(買>売)で両建てする

両建てした後で、

株価が100円上がった場合のシミュレーション 検証結果:
  • 買で200円プラス
  • 売で100円マイナス

トータルでプラス100円です。

このあと、買も売も決済して、100円の儲けとなりました。良いですね。

株価が100円下がった場合のシミュレーション 検証結果:×
  • 買で200円マイナス
  • 売で100円プラス

トータルでマイナス100円です。

このあと、売のみ決済して100円設けて、そのあと200円損した買の戻りを待つ・・・あまり効率的な投資とはいえません。

パターン③「買:100株」「売:200株」(買<売)で両建てする

両建てした後で、

株価が100円上がった場合のシミュレーション 検証結果:×
  • 買で100円プラス
  • 売で200円マイナス

トータルでマイナス100円です。

このあと、買をすぐに利益確定売りして100円儲けるまでは良いのですが、売の200円損した分をどうするか・・・あまり理にかなった投資ではないです。

株価が100円下がった場合のシミュレーション 検証結果:○
  • 買で100円マイナス
  • 売で200円プラス

トータルでプラス100円です。

このあと、買も売も決済して、100円の儲けとなりました。良いですね。買を損切せず、そのまま持っておいて戻りを待っても良いです。

今回の検証結果

いちばん使えそうだったのは

パターン①「買:100株」「売:100株」(買=売)で両建てする

でした。

  • 株価が上がった場合は買も売も決済してプラスマイナスゼロ。
  • 株価が下がった場合は売を利益確定売りしておいて、買のマイナスがプラスになるまでジッと待つ。

ということは、株価が上昇する局面で利益は無いが、株価が下がる局面では利益が出る。もっと言えば、株価が下がって、もう少しで上昇局面となる場面でこの手法を使えばバッチリ儲けることができそうです。

でもなー、僕自身は空売りは向いていないので、検討の結果、両建ては採用しないことにしました。



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