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「世界一やさしい株の信用取引の教科書 1年生」

投稿日:2016年12月26日 更新日:


おすすめ度:
ソーテック社

株式投資をはじめて約8年になりますが、これまで信用取引というものをやったことがありませんでした。

「私、株の信用取引で失敗して借金まみれになりました。」なんて話を聞くと、コワくて手を出せなかったのです。が、今年はじめて挑戦してみようと思い、事前の勉強としてこの本を読んでみると、信用取引は決してコワいものではないということが分かりました。

信用取引だけを扱う本はそんなに数が出回っていないので、広く浅く信用取引の知識を手に入れられる貴重な本だと思います。

【目次】

  • 0時限目 信用取引を勉強する前に
  • 1時限目 そもそも信用取引って何?
  • 2時限目 信用取引の流れを理解しよう
  • 3時限目 信用取引を実践してみよう
  • 4時限目 下げでも利益をあげる準備 空売り入門
  • 5時限目 空売りを極める 空売り投資戦略のすべて
  • 6時限目 銘柄探しから管理のしかた プロの技大全
  • 7時限目 プロの頭をコピーする 銘柄選定から利益確定まで

信用取引は、かんたんに言えば、自分の資産の3倍の取引ができる取引です。

100万円もっていたとしたら、300万円分の株式取引ができるようなものです。

現物取引が自転車だとすれば、信用取引は原付バイクといったところでしょうか。

現物と違うのは、信用取引は自分が持っていない株を借りて取引するので、借りている間の金利がかかります。原付バイクでいうと、1日いくらのレンタル料みたいなものが必要となります。(1年間ずっと借りたとしても取引手数料の2~3%程度なので、微々たるものですが。)

より速く目的地まで行けるけど、その分スピードが出せるのでちょっとキケン。でも結局は、自転車でも原付バイクでも、交通ルールを守って安全に乗りこなせるかどうか(つまり、損しないよう資産マネジメントができるかどうか)が大事なんだと、本を読みながら思いました。

そこで、信用買いを何回かやってみて、自分なりの取引ルールを決めました。

信用買いをやってよいタイミングを、

  1. 現物取引で買った株が、下がりに下がって、
  2. 現物でナンピンしてもさらにそこから下がってしまって、
  3. 手元に買付余力の現金がなくなってしまったとき

この「3.」まで来て、はじめて現物と同じ銘柄を信用買いできるルールにします。こうしておけば、株価が戻ったとき、現物株よりも真っ先に信用建玉のほうを売れるので、より安全に信用取引できます。株価が絶望的に下がったときの信用買いなのでリスキーにみえますが、常に現物株より有利な条件で取引できる、という意味では安全な手法だと思います。しかし、この手法がどんな相場にでも使えるかは、まだまだ確証がありません。

ところで、本書の後半部分の大半は、よくある投資本にありがちなテクニカル分析の内容に終始しており、それはそれで参考になりますが、信用取引ならではのノウハウが少なかったのがすこし残念なところでした。

次回作「信用取引の教科書 2年生」に期待しましょう。(出るかどうかは分かりません。)

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